企業法務ALSP『クラウドリーガル』、AWARD受賞の舞台裏
企業法務の新たな形として注目されている『クラウドリーガル』が、2025年のSUCCESS STORY AWARDにおいてガバナンスDX部門を受賞しました。この受賞は、同社の法務アウトソーシングサービスが、いかに企業の業務効率化に寄与しているかを示す重要な事例です。ここでは、受賞に至る経緯やその成果、さらに期待される今後の展望について詳しく解説します。
『SUCCESS STORY AWARD 2025』の意義
このアワードは、国内におけるSaaSやITサービスの導入事例の中で特に顕著な成果を挙げた取り組みを表彰するものです。導入先企業の生産性の向上に繋がった事例が高く評価され、全9部門で賞が贈られます。今回、『クラウドリーガル』は株式会社Mediiへの導入実績が認められ、ガバナンスDX部門での受賞を果たしました。
株式会社Mediiの挑戦
株式会社Mediiは、医療業界のDXを目指し、医師向けのオンライン相談サービス「Medii Eコンサル」を提供しています。多くの学会や製薬企業と連携していることから、毎月頻繁に秘密保持契約(NDA)が必要となるため、従来の契約書審査方式に課題を抱えていました。
顧問弁護士が関与する方式では、契約書の審査に時間がかかるケースが多く、タイムチャージ型の課金体系もコスト面での悩みの種でした。そのため、NDAの迅速な処理が求められていました。
クラウドリーガルの導入効果
『クラウドリーガル』の導入によって、Mediiは法務担当者の時間をより貴重な業務に振り向けることができるようになりました。契約書の審査プロセスは効率化され、コストも削減。日常的なNDAレビューや法的な問い合わせは『クラウドリーガル』が担い、複雑な案件は顧問弁護士が担当することで役割の明確化が進んでいます。これにより、Mediiは成長を続ける中で最適な法務体制を構築できる環境が整えられました。
受賞理由と評価
『クラウドリーガル』が選ばれた理由は、その革新性にあります。専門医の知見を迅速に提供するというMediiの使命達成において、法務リソースを効率的に活用する新しいモデルを確立した点が高く評価されました。特に、高リスクな医療分野において限られたバックオフィスリソースを持ちながらも、リーンな法務体制を実現したことは他の企業にも模範となる事例として注目されています。
審査員は、Mediiが法務リソースの不足を解消し、契約の迅速な処理とコスト面でのメリットを享受していることを強く評価。AIと弁護士チームの融合を積極的に進めている点は、今後の医療DXの先駆けとして多くの企業に示唆を与える重要な事例と捉えられています。
『クラウドリーガル』が目指す未来
今回の受賞を受けて、クラウドリーガルはさらなる課題解決へ向けた努力を続ける意向を示しています。特に、中小企業やスタートアップの法務人材不足の解消に向けて、高度かつリーズナブルなサービス提供を目指しています。多様な業種、企業規模に応じた法務支援をインターネットを通じて提供し、全国に貢献することが期待されています。
クラウドリーガルが目指すビジョンは、法務サービスをより身近でアクセスしやすいものにしていくこと。今後も法務分野のDXを推進し、新たなベンチマークとなることを目指します。