フランス・ロワール地方の老舗ワインメゾン「アケルマン」
フランスのロワール地方から、歴史あるスパークリングワインブランド「アケルマン」が2025年7月中旬より日本国内での販売を開始します。この発表は、株式会社JFLAホールディングスの子会社である株式会社アルカンから伝えられました。
アケルマンの歴史とパイオニア精神
「アケルマン」は、1811年にベルギー出身のジャン=バティスト・アケルマン氏によって設立されました。設立から200年以上の時を経て、今もなおロワールワインのパイオニアとされています。アケルマン氏は当時、多くのワイン製造者が模索していたスパークリングワインの商業化を初めて実現し、その業績が今日の名声に繋がっています。
国際市場での評価向上とブランド刷新
2代目のルイ・フェルディナンド氏は、国際的なワイン市場、特に英語圏においてアケルマンの知名度を高めました。代表的なキュヴェ「ロワイヤル」は、国際航路でも採用されるほどの実績があり、今でも多くの名店で取り扱われています。
2024年春には、ブランド戦略に新たな展開が加わり、商品ラインが再編されます。新たに導入されるカテゴリーは以下の通りです。
1.
『ロワイヤル』 - 伝統と品格を重んじるフラッグシップ。
2.
『エミリー・アケルマン』 - ブランドの中核をなすクラシックライン。
3.
『ビュル・ロワイヤル』 - 親しみやすく、日常で楽しめる一本。
自社畑とサステイナブルな取り組み
「アケルマン」は、104haに及ぶ自社畑を利用しており、レ・ダム・ド・ラ・ヴァレ農園を中心に高品質なブドウを育成しています。近年は環境への配慮を重視し、HVE認証も取得。農家やパートナーと共に持続可能な農業グ practices を推進しています。また、独自の研究センターを設立し、品質向上のための研鑽を重ねています。
新発売される製品ラインナップ
アケルマンからは全4種類のワインが発売予定です。
- - クレマン・ド・ロワール ブリュット「ビュル・ロワイヤル」
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容量: 750ml
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希望小売価格: 2,700円(税抜)
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品種: シュナン・ブラン70%、シャルドネ15%、カベルネ・フラン15%
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特徴: 18か月の熟成を経て生まれる果実味とエレガントな泡立ち。
- - クレマン・ド・ロワール ブリュット・ロゼ「ビュル・ロワイヤル」
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容量: 750ml
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希望小売価格: 2,700円(税抜)
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特徴: フレッシュな果実味と均一な泡立ち。
- - クレマン・ド・ロワール ブリュット・ミレジメ「エミリー・アケルマン」2023
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容量: 750ml
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希望小売価格: 3,000円(税抜)
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特徴: 2種類の土壌のブドウを使用し、複雑なフレーバーを醸し出しています。
- - クレマン・ド・ロワール ブリュット・ミレジメ「ロワイヤル」2022
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容量: 750ml
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希望小売価格: 3,800円(税抜)
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特徴: 36か月の熟成により生まれる濃厚なアロマとフィネス。
販売情報と未来展望
これらのワインは、ホテルやレストラン、エアライン、百貨店など多様な場所での取り扱いが予定されています。高級なだけでなく、日常の贅沢としても幅広く親しまれることでしょう。今後も、アケルマンの進展を期待しており、フランスが誇るこの老舗ブランドが日本の市場でどのように受け入れられるかを見守っていきたいと思います。