パルラインが特別支援学校とのコラボイベントを開催
株式会社パルラインが、2024年12月12日(木)の12時から13時30分まで、埼玉県熊谷市のパルシステム熊谷センターで特別支援学校の生徒による販売会を実施します。このイベントには、深谷はばたき特別支援学校の生徒たちが参加し、彼らの手作り工芸品や新鮮な農作物を社員向けに販売します。
手作りの工芸品と農作物が並ぶ販売会
販売会では、特別支援学校で学ぶ生徒たちが陶芸や木工、布革製品などの作品を展示し、また学校の畑で育てた大根やネギ、さつまいも、白菜など新鮮な野菜も販売されます。昨年度の初回開催が好評を博し、今回で2回目の実施となるこのイベントの主な目的は、特別支援教育を受ける生徒たちに職業体験の機会を提供し、自信を持って接客する場を設けることです。
コロナ禍から生まれた取り組み
昨年の販売会は、コロナ禍で日々の学びの成果を展示する場が失われてしまったことから、特別支援学校の教員の提案で実現したものです。パルシステム埼玉との連携の結果、地域企業での実践的な学びを深める機会が生まれました。このような取り組みは、学校と企業の密なコミュニケーションの賜物です。
社員と生徒の交流
センター内のセットラインでは、特別支援学校の卒業生も活躍しており、彼らは社員としてなくてはならない存在となっています。年明けには新1年生の実習も企画されており、将来的には新卒採用も検討されています。このように、販売会を通じて生徒たちが未来の職場を見据える機会を提供することが重要視されています。
職場での理解と支援
パルラインは、2020年より全社員に障害者雇用マニュアルを配布し、全体的な障害者理解の促進に努めています。また、職場適応を支援するための専門研修を受けた「ジョブコーチ」を全12事業所に配置し、障害者が安心して働ける環境を整えています。現在、80人以上の障害者が同社の各所で業務を行い、社会での活躍を実現しています。特に200人以上の社員が社内資格「ジョブサポーター」を取得し、障害者への理解を示すシンボルとして腕章やバッチを着用しています。これらの支援体制が、障害のある人たちが安心して働ける社会の形成に寄与しています。
まとめ
パルライン主催の販売会は、特別支援学校の生徒に貴重な実経験を提供するだけでなく、地域社会とのつながりを深める重要な機会となるでしょう。多様なバックグラウンドを持つ人々が集い、理解し合いながら共に働き、社会に貢献することを目指すパルシステムグループの取り組みは、今後も続けられることでしょう。