「お金の教科書」販売開始 - 貧困を救う一冊
合同会社フォルケが発表した「お金の教科書」が、一般向けに販売を開始します。この取り組みは、経済的に恵まれない子どもたちへの寄付を通じて、貧困の連鎖を断つことを目的としています。購入した1冊が、3人の子どもを救うという仕組みです。
目標とプロジェクトの背景
このプロジェクトは、代表の眞山徳人氏が公認会計士としての知識を活かし、経済教育の重要性を広めるために立ち上げました。特に、貧困の現状に直面している子どもたちにお金との正しい向き合い方を教えることが目指されています。子どもたちが将来、経済的な悩みに苦しむことなく、自立した生活を送るためには、早い段階からの教育が欠かせません。
クラウドファンディングの成功
2018年4月に始まったクラウドファンディングプロジェクトは、高い関心を集め、開始から40時間で初期目標となる50万円を達成。その後も支援の輪が広がり、最終的には100万円に迫る資金が集まりました。この資金により、初回版の1000部が無事制作され、「お金の教科書」は子どもたちの警戒心を解くため、ポップで魅力的なデザインが施されています。
商品の詳細と売上の使い道
「お金の教科書」は2023年8月17日より、オンラインで販売が開始されます。本体価格は2000円で、売上は制作コストや送料に使用され、その余剰金を使って様々な寄付や教育プログラムに充てられます。具体的な取り組みとしては、児童養護施設や生活困窮世帯の子どもたちへの書籍寄贈があります。これにより、一冊の購入で3冊が寄付され、より多くの子どもたちに経済教育の機会が提供されます。
経済教育イベントの開催
また、資金集めを続けながら、「お金の林間学校」なる合宿形式の研修が計画されています。ここでは、子どもたちが楽しく学びながらお金の使い方や貯蓄の重要性を学ぶことができます。参加者を集めるとともに、さまざまな企業からのスポンサーシップも募集中です。
施設での教育プログラム
さらに、希望する児童養護施設向けに直接授業を行うことも検討されています。これにより、単なる教科書の提供にとどまらず、実際に学べる機会を創出することで、子どもたちの理解を深めることが期待されます。
まとめ
このように「お金の教科書」は、単なる経済教育の書籍としての役割にとどまらず、貧困という社会問題に対して積極的な解決策を提供するプロジェクトです。教育を受けることが難しい子どもたちの未来を変える一冊として、ぜひ多くの人に手に取っていただきたいです。個人だけでなく、法人としてもCSR活動の一環としての購入が可能です。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
お金の教科書購入ページ