和歌山根来文化祭
2025-08-14 23:35:33

文化の底力を再発見!和歌山根來からの文化祭典「日本和歌山根来」

文化の底力を再発見!和歌山根來からの文化祭典「日本和歌山根来」



和歌山県紀ノ川沿いに位置する根来(ねごろ)。ここから始まる文化の祭典「日本和歌山根来」が、2023年9月27日(土)に旧和歌山県議会議事堂で開催されます。このイベントは、歴史ある場所で日本文化を再考し、語り合う場として企画されました。根来はかつて、重要な文化の発信地として知られており、その歴史的背景も興味深いものです。

特に注目すべきは、16世紀のヨーロッパの地図に「Miaco(都)」と共に「Negra(根来)」との名称が記載されていたことからも、西洋において根来が重要な地であったことが伺えます。さらに、「根来衆」と呼ばれる鉄砲で武装した僧兵たちが活躍し、歴史に名を轟かせました。1542年にはポルトガルから伝わった銃を基に、日本で初めての銃が根来で作られたという説もあります。

また、根来塗りと呼ばれる漆器の技法も有名です。この技法は約900年の歴史を持ち、江戸時代以前は「漆器の祖先」として多くの人に親しまれてきました。しかし、豊臣秀吉による根来攻めにより、この地の文化は大きな打撃を受け、いっときは灰燼に帰しました。

今回の文化祭典「日本和歌山根来」では、さまざまな視点から日本文化を見つめ直します。和歌山生まれの作家・ひらのまりが作り出した根来継ぎの技法や、黄檗売茶流の中澤弘幸氏による漆の文化史に関する座談会が行われます。また、和歌山の妖怪研究で知られる漫画家・マエオカテツヤ氏や、オカルトコレクター・田中俊行氏による妖怪話と怪談も楽しめます。

さらに、地域の再構築について語る議論が行われる中には、和歌浦観光協会の中山勝誠副会長や、サーフアーティスト・永原レキ氏が登壇し、地域の人々と祭りの再建に向けた取り組みを話し合います。

イベントの会場である旧和歌山県議会議事堂は、2017年に重要文化財に指定された歴史ある建物で、ここで行われる座談会は、さらに意義深いものになるでしょう。歴史ある地で、日本の文化の大切さについて共に学ぶ機会を提供します。

次に、続く展覧会「支配と無垢」も注目です。これは、ひらのまりが根来塗りを基に創作した作品展で、彼女が受けた影響を作品を通じて表現します。会場は和歌山城天守閣で、入場料は410円。展覧会では、地元の魅力を再発見しながら、文化の根源とその息吹を感じることができるでしょう。

イベント詳細


  • - 日程: 令和7年9月27日(土)
  • - 時間: 開場 12:00 開演 13:00 終演 16:00
  • - シンポジウム参加費: 3,000円(高校生・大学生半額、中学生以下無料)
  • - 会場: 一乗閣(旧和歌山県議会議事堂)
  • - 住所: 和歌山県岩出市根来2347-22
  • - 電話: 0736-61-1160

この文化祭典を通じて、日本の魅力を再発見し、共に考え、語り合う機会を得ましょう。 日本和歌山根来が新たな文化の芽を育てる場となることを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人根來継文化機構
住所
和歌山県岩出市根来1377番地
電話番号
080-5489-5524

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