Gigi株式会社がJR東日本スタートアッププログラムに採択
Gigi株式会社(ジジ)は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とその関連会社が運営する「JR東日本スタートアッププログラム2025年春」に採択されたことを発表しました。このプログラムは、ベンチャー企業や革新的なアイデアを持つ個人と協力し、新しいビジネスの創出を目指す共創の場であり、2017年以来、168件以上の提案が実施されています。
プログラムの概要
2025年春に向けた新たな募集では、「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」をテーマにしており、多くの参加者から集まった176件の提案の中から8件が選ばれました。Gigiの提案は、地域の飲食店を“子ども食堂”として機能させ、その仕組みを通じてフードロスを削減し、子どもたちへの食支援を可能にするというものでした。
取り組みの内容
Gigiは、地域の飲食店を利用して「こどもごちめし」という新しいモデルを実施します。この仕組みでは、JR東日本グループの商業施設で発生した余剰食品を地域の子どもたちに提供し、食品ロスを減少させると同時に、支援が困難な子どもたちにしっかりと食事を届けることを目指しています。また、JRE POINTの寄付を利用した支援ネットワークの構築も考慮されています。これにより、持続可能な地域社会の実現に向けた新たな取組が将来の実証実験で明らかになるでしょう。
「こどもごちめし」の効果
「こどもごちめし」は、地域の飲食店における子ども食堂としての機能だけでなく、ITやデジタル技術による効率的な管理や運営も重視しています。従来のボランティアに依存する形から脱却し、定期開催、資金面の問題を解決することができる新たなシステムを構築しています。これにより、地域の飲食店や子どもたち、支援者全てにとってのメリットを生み出す三方よしのモデルを構築しています。
今後のイベントについて
今回の採択を受けて、GigiとJR東日本グループは「第12回JR東日本スタートアッププログラムDEMO DAY」でこの新しいプロジェクトの詳細や進捗を発表する予定です。このイベントは2025年12月4日、JR新宿駅のNEWoMan新宿にて開催されます。実際の取り組みに関心のある方々は、参加申込URL(https://jresup-demoday12th-entry.peatix.com/)から申し込みが可能です。
Gigi株式会社は、地域コミュニティと協力し、持続可能な支援体制を構築していくことで、未来の子どもたちへより良い食環境を提供することを目指しています。今後の活動に期待が寄せられています。