SPACECOOLと大学の連携
2025-05-30 10:39:32

SPACECOOLが立命館大学と共同研究を発表、省エネ建築に向けた新たな一歩

SPACECOOLと立命館大学の共同研究がもたらす新たな省エネの可能性



SPACECOOL株式会社が、立命館大学と連携して進めている放射冷却素材に関する共同研究の成果を発表することが決まりました。この研究では、放射冷却素材を活用して建物の省エネルギー効果がどのように向上するかを科学的に検証しています。

特に注目されるのは、2025年に開催予定の大阪・関西万博に関連した「ガスパビリオン」での導入事例です。この試みは、放射冷却素材を屋根や屋上に配置することで、建物の冷却コストを削減しつつ、環境への負担を軽減することを目的としています。

放射冷却素材の具体的な応用



SPACECOOL社は、ロンシール工業が製造する「SPACECOOL」一体型の防水シートや、日本ワイドクロスのハゼ式折板屋根シート工法を用いて、放射冷却素材を実際の建物に適用しています。これを通じて、建物の熱負荷をどれだけ低減できるかを詳細に評価しており、初期のシミュレーション結果によれば、省エネルギー効果が確実に見込まれています。

研究の成果は、九州大学で2025年に開催される日本建築学会大会で発表される予定です。この大会は、建築や都市計画における最新の研究成果を共有する貴重な機会となるでしょう。

環境への貢献と未来への展望



この取り組みを通じて、SPACECOOLは建築分野における持続可能な冷却技術の普及を推進しています。近本智行教授と李明香准教授は、それぞれの専門知識を活かし、環境共生と快適な居住空間の実現に向けた研究を行っています。エネルギー消費の削減は、企業や社会全体にとって重要な課題となっており、これらの研究成果が広まることで、さらなる技術革新が期待されます。

また、放射冷却素材の効果を科学的に使った可視化配信は、大学の研究だけでなく、業界全体にも良影響を及ぼすでしょう。今後はさまざまな建築用途の検証を進めていく予定で、これは持続可能な社会を築く上で非常に重要となるでしょう。

研究者のプロフィール



近本智行教授は、東京大学で建築を学んだ後、環境に配慮した建築を推進する研究を重ねてきました。彼の専門は建築設備や環境共生で、快適性と環境負荷の低減に向けた取り組みが注目されています。

李明香准教授は、京都府立大学で環境科学を専攻し、現在は省エネルギー建築や機能性建材に関する研究を行っています。彼女の研究も、ユーザーに快適な居住空間を提供するための重要な役割を果たしています。

新たな技術や材料の導入によって、私たちの生活環境がどのように変わっていくのか、今後の研究成果に期待が高まります。私たちの未来をより良いものにしていくために、こうした取り組みが不可欠と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
SPACECOOL株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階
電話番号
03-6206-4437

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