マルコメ、陸上養殖あおさ
2024-07-10 12:31:46

マルコメ、世界初!陸上養殖あおさでみそ汁の具材実現へ - 愛媛県西予市に試験設備開設、2024年9月出荷予定

マルコメ、世界初!陸上養殖あおさをみそ汁の具材に - 愛媛県西予市に試験設備開設、2024年9月出荷予定



マルコメ株式会社は、愛媛県西予市に開設した陸上養殖試験設備で、徳島文理大学と協力し、あおさの陸上養殖を開始しました。2024年9月より、世界初となる陸上養殖あおさを用いた「生みそ汁 料亭の味 あおさ 8食」の一部を販売開始予定です。

温暖化による海藻の収穫量減少、陸上養殖で安定供給へ



近年、温暖化による海水温の上昇などで、海藻類の収穫量が減少傾向にあります。あおさも例外ではなく、需要の高まりと供給の不安定さが課題となっていました。マルコメは、この課題解決のため、2017年からあおさの陸上養殖に着目し、徳島文理大学と共同で研究開発を進めてきました。

徳島文理大学との連携、高温耐性株の発見で通年養殖を実現



徳島文理大学の山本博文教授は、藻類の成長因子の研究で世界で初めてあおさの陸上養殖技術を開発しました。マルコメは山本教授の指導の下、愛媛県西予市に試験設備を建設。2019年から試験養殖を開始し、良好な結果を得ています。さらに、通年養殖の実現に向け、高温耐性株の選抜や養殖スキームの改善にも力を入れてきました。

2024年9月より「生みそ汁 料亭の味 あおさ 8食」の一部に採用予定



現在、陸上養殖あおさは、マルコメの主力商品「生みそ汁 料亭の味 あおさ 8食」の一部に採用される予定です。今後は、収穫量を増やし、安定供給体制を構築することで、他の商品への展開も検討しています。

陸上養殖による環境負荷の低減と海洋資源の持続可能な利用へ



あおさの陸上養殖は、従来の海面養殖と比べて、環境負荷が低く、安定した生産が可能です。また、通年収穫が可能になるため、需要の高まりに対応しやすくなります。マルコメは、陸上養殖技術の更なる発展を通じて、あおさのみならず、他の藻類の持続的な利用を実現し、海洋資源の保護にも貢献していくことを目指しています。


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