人事と他職種で異なる価値観!従業員貢献をたたえる「セレブレーション施策」の実態とは?
株式会社PeopleXが実施した「エンプロイーサクセスに関する実態調査」の第3弾では、従業員の貢献をたたえる「セレブレーション施策」に焦点を当て、人事と他職種間での認識の差異が明らかになりました。
調査では、入社や勤続年数といった節目や、会社公式の表彰制度など、多くの企業が導入している従来型の施策は、導入率が高い一方で、社員同士やチーム内での日々の貢献をたたえる施策は、あまり実施されていないことがわかりました。
人事と他職種で効果実感に大きな差
人事は、プロセスや社員個人の努力を評価する施策に高い効果を感じている一方、他職種は、目標達成や成果達成をたたえる施策を高く評価しているという結果に。これは、人事は「プロセス」を重視し、他職種は「目標達成」という、それぞれの立場による価値観の違いが反映されていると考えられます。
さらに、導入率が高い「勤続年数、定年退職をたたえる制度」は、人事からは効果を実感できていないとの声も。従来型の施策を見直す必要性を示唆しています。
今後求められるのは、社員主体型の施策
調査結果から、従業員の貢献を効果的にたたえるためには、人事主導型から、社員主体型の施策への移行が求められます。具体的には、チームで自発的に目標達成をたたえたり、社員同士で日々の感謝を伝え合ったりするような、より現場に近い施策が重要となります。
課題は予算と社内浸透
一方で、新たな施策導入の課題として、予算不足や社内浸透の難しさも浮き彫りになりました。特に、人事部門内でも、施策の必要性に対する認識に差があることが明らかになっています。
企業は、従業員のエンゲージメント向上やモチベーション維持のために、セレブレーション施策の重要性を理解し、予算や社内体制を整えることが重要です。
従業員と企業の関係構築を支援
PeopleXは、今回の調査結果を踏まえ、従業員と企業の理想的な関係構築を支援することで、日本の労働市場が抱える課題解決を目指しています。
自社の人事課題でお悩みの方は、PeopleXにご相談ください。