ベネッセが新しく提供するオンライン学習プラットフォームの個人向け定額制プラン
株式会社ベネッセコーポレーションが、オンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」の個人向け定額制プランを開始しました。これにより、月額2,292円(税込)で、約29,000講座を自由に受講できるサービスが提供されます。この新しいプランは、従来の講座ごとの従量課金制に代わり、個人がデジタルスキルやビジネススキルを学びやすくするために開発されました。
新サービスの背景と特長
ベネッセと米国Udemy社の提携は2015年に始まり、今年の3月には日本でのサービス提供が10周年を迎えました。セットで220万人以上の利用者を数え、学びのニーズが急速に高まる中、今回の定額プランの導入に至りました。特に生成AIの普及により、多様化する学びへの対応が求められています。
このプランの導入は、ユーザーから「多くの講座を気軽に試せる」や「学びを続けやすい」といった声が多く寄せられたことから実現しました。ベネッセは、個人が自分のペースで興味のある分野に注力できる環境を提供する必要性を感じており、これをサポートするサービスとして位置付けています。
新しいプランの詳細
プランの概要
- - 価格:月間プラン 3,000円/年間プラン 27,500円/個人向け定額プラン 2,292円
- - 対象講座数:29,000講座が見放題
- - 支払い方法:クレジットカードやGoogle Payによる自動更新
- - 視聴期限:契約期間中
- - 機能:コーディング演習、演習テスト、小テスト、Q&A、修了証明書を含む。
従来の従量課金制では、対象となる講座を単体で購入する形式だったため、受講者は必要な講座を探して個別に支払いを行う必要がありました。しかし、新プランでは幅広い講座を学び放題で利用できるため、学ぶ楽しさが倍増します。
学ぶ環境の変革
この新たな定額制プランは、個人の学び方を大きく変える可能性を秘めています。飯田智紀氏(ベネッセ株式会社執行役員)は、「多様化する学びのニーズに応えるための柔軟な学習環境を整えることが重要だ」と語っています。これにより、自己成長に適した学びの機会を提供し、社会人が自らのキャリアを広げる手助けをすることを目指しています。
米Udemy社のCEO、ヒューゴ・サラザン氏もこの新プランについて、「自分のペースで学びを進める機会を提供できることが嬉しい」と述べ、興味を持つ人々にさらなる学びの場を提供することが重要であることを強調しました。
結論
ベネッセとUdemyの取り組みは、教育の在り方を再定義する鍵となるでしょう。今後も顧客の声を反映させて、より良い学習環境を創出していくことが期待されます。この新しい定額プランは、これからの学びのスタイルを大きく変革する可能性があるとともに、より多くの人々が自身のスキルや知識を高めていける機会を提供するものです。