ストレス解消アプリ
2022-09-30 11:30:01
ストレス関連疾患への新たなアプローチ「Dr.アプリⓇ」の臨床研究成功
現代社会において、ストレスは多くの人々が直面する問題です。ストレス関連疾患は増加の一途を辿り、うつ病や不安症、心身症など、心と体の健康を脅かす要因となっています。こうした疾患への適切なアプローチが求められる中、ロゴスサイエンス株式会社が開発した「Dr.アプリⓇ」が注目を集めています。
このアプリは、科学的に効果が実証された心理療法プログラムに基づき、ストレス関連疾患の悩みや問題を解決するための強力なツールです。「Dr.アプリⓇ」は、認知行動療法(CBT)やアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)などの心理療法を組み込んだプログラムを提供し、利用者固有の課題や状況に応じたサポートを行います。特に、個々の生物的、心理的、社会的要因を考慮したアセスメントを実施し、パーソナライズされたプログラムを提供することが、「Dr.アプリⓇ」の大きな特徴です。
このたび、早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同で、「Dr.アプリⓇ」を用いたフィージビリティスタディが行われました。この研究により、「Dr.アプリⓇ」のユーザビリティや安全性を評価し、実用化に向けた可能性を確認しました。具体的には、行動変容や患者の健康状態のアウトカムが有意に改善されるという良好な結果が得られたのです。この結果を基に、今後、より大規模な臨床研究を複数の大学病院と検討していく予定です。
「Dr.アプリⓇ」の開発には、長年にわたる心身医学の専門家である熊野宏昭教授の知見が重要な役割を果たしています。熊野教授は、精神疾患と身体疾患の両方におけるストレスの影響を認識し、効果的な治療法の開発を進めてきました。その一環として、ロゴスサイエンス株式会社と共同で、実際の臨床場面で有効な心理療法をアプリに応用するための取り組みが行われてきました。
さらに「Dr.アプリⓇ」のアプローチは、単に問題解決を図るだけでなく、ストレス関連疾患に共通する悪循環を理解し、改善へと導くために作られています。診断横断的アプローチと疾患特異的アプローチを組み合わせることで、より幅広い病状に対して適用可能なシステムが構築されています。
今回のフィージビリティスタディの成果により、「Dr.アプリⓇ」の商業化が進むと期待されています。ロゴスサイエンスは、非プログラム医療機器およびプログラム医療機器としての新たな製品開発を進め、2023年からのリリースを目指しています。これにより、ストレス関連疾患に苦しむ多くの人々が、自宅で気軽に効果的な心理療法を受けられる時代が到来するかもしれません。
加えて、TIS株式会社も「Dr.アプリⓇ」の実現に向けて協力をしており、ITを活用したデジタルヘルスの実現に貢献すべく、アプリ開発を支援しています。今後も多くの専門家の知見と協力を集めながら、ストレスマネジメントの新たな時代を切り拓いていく姿勢を示します。
「Dr.アプリⓇ」は、ITの力を駆使して、ストレス関連疾患への新しい解決策を提供しようとしています。利用者一人ひとりに寄り添うパーソナライズドなアプローチがさらなる希望を生み出すことでしょう。今後の進展にぜひ注目してください。
会社情報
- 会社名
-
ロゴスサイエンス株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門一丁目1-21新虎ノ門実業会館5F
- 電話番号
-