福島の地のハーブで作られた新たな日本酒 -「1st Anniv. -Harvest-」
福島県南相馬市の酒蔵、株式会社haccobaは、地元のハーブを使った日本酒「1st Anniv. -Harvest-」を2024年7月25日に発売します。これは「D&DEPARTMENT FUKUSHIMA」とのコラボレーションによるもので、地元の素材を大切にした独自の酒づくりの探求を示す特別な一品です。
地域資源の大切さ
haccobaは、2021年に設立され、日本酒の新しい可能性を追求することを目的とした酒蔵です。この酒蔵のこだわりは、単なる酒づくりにとどまらず、地域の文化や資源を活かしながら多様な酒体を生み出すことにあります。この新たなプロジェクトでは、福島県飯舘村で有機栽培されているホーリーバジルを使用しました。こうしたハーブの香りは、日本酒に独特のフレーバーを与えています。
日本酒の未来を考える
明治時代以降、日本酒の製造には免許が必要とされ、酒づくりの自由が阻害されてきました。しかし、haccobaはこの背後にある発酵文化の重要性を見出し、かつて家庭で行われていた自由な酒づくりの精神を甦らせることを目指しています。
また、ホーリーバジルはその香りと味わいが非常に豊かであり、特に穏やかでオリエンタルな香りは、米の甘みや酸味と調和して、爽やかでクリアなテイストを実現しています。この酒は、味わいや香りを探求するだけでなく、地元の資源の可能性を強調することを目指しています。
お求めについて
「1st Anniv. -Harvest-」は500mlのボトルで、価格は2,860円(税込)です。販売はhaccobaのオンラインストアや、福島県内の販売店で行われます。特に、haccoba小高醸造所の店頭やD&DEPARTMENT各店でも購入可能なので、直接足を運んで楽しむのも良いでしょう。
haccobaのビジョン
haccobaの代表、佐藤太亮氏は「足元にある宝物を見逃さない」ことの重要性を訴えています。地元の素材を活用し、時間をかけてそれを探求する姿勢は、地域文化の復興にも貢献するでしょう。これからも新しい植物を利用した日本酒の開発が期待されており、地域の命を潤す役割を果たし続けることでしょう。
このように、haccobaの新たな挑戦は、単なる酒造りだけでなく、地域文化を支える象徴でもあります。地のハーブとお米が生み出す新しい味わいの日本酒をぜひご体験ください。