新しい駐車場サービスが登場
日栄インテック株式会社が、機械式駐車装置「地上2段昇降式」を基盤とした新サービス「フルメンテナンス付きリース」を開始しました。このサービスは、新築マンション向けであり、特に自家用車を複数台所有する家庭に向けたものです。
フルメンテナンス付きリースの背景
機械式駐車場の利用には、定期的な点検や修繕が不可欠です。しかし、駐車場は共用部分であり、これらの費用が住民全体の修繕積立金から支出されることが多いため、不公平感が生じることもあります。また、管理会社が修繕計画を策定することが難しいため、実際の状況との乖離が見られることも課題として挙げられます。
このような問題を解決するために日栄インテックが導入したのが、リース料金に基づく「受益者負担」の仕組みです。リース料金には定期点検や修繕費用が含まれ、突発的な費用が発生しないため、経済的な安心感も提供できます。このプランは事業主、管理会社、管理組合の全てにとってメリットのある内容となっています。
自家用車所有の増加に対応
2023年度の日本自動車工業会の調査によれば、複数自動車を所有する世帯の割合は35.7%に達しており、特に共働き世帯においてその傾向が顕著です。これに伴い、地方のマンションでも前後に車を駐車する需要が高まっています。
「地上2段昇降式」は、上下の操作で車を収納できるため、前後のスペースを有効活用できます。これにより、限られたスペースでも効率的に2台を駐車できるのが特徴です。また、入出庫の時間が短いことから、平地駐車場に近い利便性を実現しています。
リース契約の概要
新築マンション専用のリースプランは、以下の要項に基づいて進められます:
- - 対象物件:新築マンション専用
- - 対象機種:地上2段昇降式
- - 契約企業:リース会社、管理組合、日栄インテックの3社契約
- - リース期間:15年(法定耐用年数に準じた設定)
- - リース満了後の取り扱い:無償譲渡、回収金の余剰分は管理組合へ支払われます。
契約が決定した後、日栄インテックが装置の提供・設置工事を行い、運用中の駐車料金は利用者から徴収されます。この収益はリース料に充当され、結果として受益者負担で運用される仕組みです。日栄インテックが定期点検やメンテナンスを行うため、メンテナンス費用もリース料に含まれています。
日栄インテック株式会社について
日栄インテックは、機械式駐車場のメーカーとして設計から施工、メンテナンスまでを一括で提供しています。国内外の自社工場で安全性を重視した高品質な製品を製造・供給し続けています。今後も、高い技術力と充実した設備を活用し、社会のインフラを支える製品を提供していく方針です。
【会社概要】
- - 社名:日栄インテック株式会社
- - 所在地:東京都荒川区西尾久7-34-10
- - 代表取締役:西川嘉俊
- - 設立:昭和53年4月22日
- - Webサイト:日栄インテック公式
【お問い合わせ先】
このように、日栄インテックの新サービスは、現代の駐車場のニーズに応えた、非常に革新的な取り組みと言えるでしょう。新築マンションを予定している方々には、ぜひ注目していただきたい内容です。