日本酒を米の酒器で楽しむライスレジンファンド
日本の食文化と環境問題の解決を目指す新たな試みが始まります。ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する「セキュリテ」にて、福島県の株式会社ライスレジンが開発する新商品、環境に配慮したお米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」を使用した酒器のファンド募集が開始されました。このプロジェクトは、日本酒とお米の深い関係をテーマにしています。
ライスレジンとは何か?
ライスレジンは、食用として使用できなかったお米を原料としたプラスチックです。古米や破砕米、さらには政府備蓄米など未利用の米を活用することで、食品ロスを減らし、持続可能な社会の実現を目指しています。この素材の利用は、農業支援や田園風景の再生にも寄与し、環境問題の解決にも貢献します。2023年度には、全国から約250トンのライスレジン用米が収穫され、事業は着実に進行中です。
新たな酒器の開発
今回のファンドでは、ライスレジンを51%含有した「徳利とお猪口」の開発を支援します。この酒器には、富士山をモチーフにしたデザインが採用され、日本の美を感じさせる仕上がりを予定しています。高いお米含有率は、食文化に新しい価値を加えます。
「この徳利はお米からできている」という説明が、お土産や贈答品としての魅力を高め、会話を生むきっかけとなるでしょう。これにより、日本酒の魅力をより多くの人々に伝えることができます。
クラウドファンディングの詳細
ファンド名は「日本酒を米の酒器で嗜むライスレジンファンド」で、募集金額は600万円となっています。出資を希望する方は、一口32,400円(内訳: 出資金30,000円、取扱手数料2,400円)で参加可能です。資金は製品化に必要な金型制作や初期ロットの製造、デザイン費に使用されます。
さらに、出資された方には、ファンド募集終了後にお米の酒器セットをお届けする特典が用意されています。これはおおよそ5,000円相当の価値があり、参加者への感謝の意を示すものです。
日本の未来をつなぐプロジェクト
このプロジェクトは、環境問題の解決と食文化の発信を両立させた新しい挑戦です。ライスレジンを使用したお米由来の酒器は、日本発の未来のプロダクトとして位置づけられ、全国の日本酒とのコラボレーションや国際展開が期待されています。これからの日本酒体験が、どのように変わっていくのか、非常に楽しみです。
このファンドを通じて、ぜひ一緒に新しい日本酒体験を創造しましょう。日本の文化を大切にし、持続可能な未来のために一歩踏み出すことが求められています。
詳細や支援の申し込みは、セキュリテの公式サイトにてご確認ください。前に進む日本の食文化を共に支えていきましょう。