ペルー観光の魅力をアジアに発信
2025年8月、リーガロイヤルホテル大阪にて、ペルー貿易観光推進庁が主催する「ペルー大阪ロードショー2025」が開催されました。このイベントは、パンデミック後初の本格的な商談会として、日本市場におけるペルーの観光魅力を多くの旅行業界関係者に伝える重要な機会となりました。
イベントの概要
「ペルー大阪ロードショー2025」には、全国から旅行会社やランドオペレーター、メディア関係者などが集まり、会場は盛況を極めました。ペルーを代表する13の旅行関連企業が参画し、アジア市場向けの新たな観光商品や持続可能な観光への取り組みが紹介されました。インドや韓国、台湾を含む各国の旅行業者が参加し、一対一の商談が活発に行われる場面も見受けられました。
ペルー観光の紹介
オープニングでは、ペルー共和国の政府代表であるダニエル・カベロ氏が登壇し、観光を通じた地域の活性化や雇用の創出、持続可能な成長の重要性を強調しました。また、ペルー全国観光商工会議所のマリッツァ・ロドリゲス・ラライン氏は、アジアとペルーの新たなビジネス partnershipsの構築を期待する意向を示しました。
今回参加した企業の中には、B Corp認証を持つNassf Travel、ラグジュアリーなアマゾンクルーズを提供するDelfin Amazon Cruises、没入型体験を重視したPerú Jamuy Travelなど、多様な企業が集まりました。これらの企業は、文化体験型や高付加価値の個人旅行向けの商品を提案しました。
持続可能な観光モデルの推進
ペルーは、文化遺産の保護と環境保全を両立させる観光先進国としての評価があります。特に、世界的に有名な観光地マチュピチュは、「新・世界七不思議」の一つとして、カーボンニュートラル認証を受けています。このような観光モデルは、地域コミュニティの参画と観光地の長期的な保全を基礎に組み立てられています。
旅行商品の中には、ラグジュアリーなリバークルーズや地域文化に触れる没入型ツアーがあり、環境や社会に配慮した「責任ある旅」の提案が行われました。2023年から2024年にかけて、日本からペルーへの渡航者数は86.3%増加し、体験型や持続可能な旅行を好む日本の旅行者と高い親和性が確認されました。
ネットワーキングセッション
イベントの締めくくりとして、ペルー共和国通商観光大臣のウルスラ・デシル・レオン・チェンペン氏が参加者に向けて挨拶を行いました。彼女はアジア地域との観光交流を今後さらに深めていく意向を示し、訪日した関係者への感謝の意を伝えました。
参加企業と今後の展望
参加した13のペルー企業は、観光業界に新しい価値を提供することを目指しています。ペルー貿易観光推進庁は、持続可能な観光を通じてペルーの文化や自然の魅力を世界に発信し続けます。
さらに、ペルーの公式ウェブサイトやSNSを通じて、多くの人々にその魅力と独自性を伝えていくことで、さらなる観光客の誘致を目指しています。ペルーの豊かな文化や自然を感じる旅は、きっと新たな発見と感動をもたらしてくれるでしょう。