竹中工務店が探る中高層木造建築の未来
2025年2月14日、株式会社竹中工務店が主催する「中高層木造技術と今後の展開」セミナーが開催されます。日本計画研究所(JPI)が中心となり、木造・木質建築の推進を担当する花井厚周氏をお迎えし、持続可能な社会への取り組みや気候変動への対策としての木造建築の意義を解説します。
木造建築が注目される理由
木造建築は、環境への配慮が高まる現代において、世界中で注目されています。特に中高層の木造建築は、コストパフォーマンスや環境負荷の低減といった利点があり、持続可能な建築の選択肢として注目されています。このセミナーでは、世界の中高層木造建築の成功例や、日本国内の木造建築の現状を掘り下げ、直面している課題や解決策について考察されます。
セミナーの内容
セミナーの内容は多岐にわたり、以下の項目が予定されています。まず、竹中工務店の会社概要と木造・木質建築推進本部の役割について紹介します。次に、世界各国での高層木造建築の事例を挙げ、木造建築が持つ利点について説明します。
さらに、日本国内の木造建築の現状や法的な変遷についても言及し、木造耐火建築物の実現に向けた具体的な取り組みが紹介されます。特に竹中工務店が取り組む技術開発については、耐火部材やハイブリッド技術、耐震補強技術など、実績も交えながら詳しく解説される予定です。
森とまちをつなぐ「森林グランドサイクル」
セミナーでは、「森とまちをつなぐ」という観点から、森林再生や地方創生に向けた取り組みも紹介されます。キノマチwebやキノマチハンドブックなどの資料を通じて、参加者は地域の活性化にも目を向けることができます。
ネットワーキングの機会
セミナー参加者には、講師との名刺交換や交流会が設けられています。普段は交流のない方々ともコミュニケーションを取ることで、新たなビジネスチャンスを創出するきっかけとなるでしょう。また、アーカイブ配信も行われ、好きな時間に視聴することができる柔軟な受講スタイルも魅力です。
受講方法と料金
受講は会場参加やライブ配信、アーカイブ配信から選べます。料金は1名33,830円(税込)で、複数名の同時申込みの場合は割引も適用されます。日本計画研究所では、半世紀にわたり国家政策やプロジェクトに関する情報をリアルなセミナー形式で提供してきました。
この機会に、竹中工務店の中高層木造建築技術の最前線を学び、ネットワークを広げてみてはいかがでしょうか。