持続可能なスマートシティ
2020-11-13 13:08:53

博報堂と三井物産が共創、次世代の持続可能なスマートシティを実現へ

新たなまちづくりの挑戦—生活者ドリブン・スマートシティとは



博報堂と三井物産が手を組み、生活者の意見を重視したまちづくりプロジェクト『生活者ドリブン・スマートシティ』を進めています。この取り組みは、次世代の持続可能なスマートシティモデルの実現を目指し、生活者が主体的に関与することで、より良い地域社会を築くことを目指しています。

エネルギー分野の新たなサービス



このプロジェクトの一環として、エネルギー領域においては、新サービス『shibuya good energy』が導入される予定です。このサービスは、環境に優しい再生可能エネルギーを利用したもので、地域住民が協力してエネルギーの利用を進めていくことが特色。地域の社会活動の支援にも繋がり、その一部が還元される仕組みです。

さらに、地域コミュニティ単位での電力共同購入を支援するリバースオークションも開始される予定で、参加者はより良い条件で電力を手に入れることができます。これにより、エネルギーの自由な取引が進むことに期待が寄せられています。

B2BからB2Cへの展開



これまでB2B領域に特化していたエネルギーのマッチングサービスを提供していた株式会社enechainは、B2C領域にも新たに進出。これにより、個々のエンドユーザーもエネルギーを自由に売り買いできる社会の実現に向けた重要な一歩を踏み出すことができると考えられています。エネルギー事業者との信頼関係を基にした新たなサービス展開は、地域におけるエネルギーの利用促進にも貢献するでしょう。

誰もが主役の社会を実現



同社のミッションである『誰もがエネルギーを自由に売り買いできる社会を創る』は、大きなビジョンを持っています。B2BからB2Cへと進出することで、従来の顧客であるエネルギー事業者のみならず、一般市民も含めた全ての人々が、その実現に貢献できるのです。このスピリットは、生活者を中心に据えた新しい社会の構築において、極めて重要な要素と言えるでしょう。

生活者ドリブン・スマートシティの意義



『生活者ドリブン・スマートシティ』という概念は、単にテクノロジーを駆使した効率的な都市設計を目指すのではなく、生活者一人一人が自分の理想とする生活環境を実現できるような場所を築くことを目指しています。生活者の声を基にした新しい都市サービスの導入など、未来の街づくりに向けた柔軟なアプローチが求められています。

このプロジェクトは、単なる一企業の取り組みではなく、地域社会全体の持続可能性に寄与する大きな意義を持つものです。2020年9月にその構想が発表されて以来、地域社会の自立と持続可能な成長を促すための多彩な施策が検討されています。

株式会社enechainの概要



株式会社enechainは、日本で初めて流動性の高いエネルギートレーディングプラットフォームの構築を目指す企業で、電力のB2Bマッチングサービスにおいて、国内市場でNo.1のシェアを誇ります。効率的なエネルギー取引を実現するため、全国のエネルギー事業者との関係を築いてきました。

生活者ドリブン・スマートシティプロジェクトは、これからの地域づくりに重要な道筋を示すものであり、私たちの未来をより良くするための取り組みとして注目されています。これを機に、多くの地域がエネルギーの持続可能な利用に向けた取り組みを進めていくことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社enechain
住所
東京都港区南青山3-11-13新青山東急ビル7F
電話番号

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