押シスト!の実証実験が富士スピードウェイで開催
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金が主催する「押シスト!®」の実証実験が、2024年11月16日(土)から17日(日)にかけて、静岡県の富士スピードウェイで行われます。このイベントでは、現在開発中のeモビリティ「押シスト!®」の実用性が試され、参加者は実際に車いすを押す体験を通じて、その効果を実感することができます。
押シスト!とは?
「押す」と「アシスト」を掛け合わせた言葉である押シスト!は、手動式車いすに簡単に取り付けることができる電動アシスト装置です。屋外での車いす移動時における負担を軽減し、特に段差や斜面のある場所でもスムーズに移動できるよう設計されています。通常の車いすでは困難な坂道も、押シスト!があれば容易に克服でき、使用者の負担を大幅に減少させます。
また、押シスト!は高齢者や身体に障害を持つ方々の移動を楽にし、外出の機会を増やす手助けをします。これにより、認知症予防やフレイル抑制といった効果も期待されるため、高齢化社会における重要なソリューションとされています。
実証実験の詳細
実証実験は富士スピードウェイ内のイベント広場で行われ、参加者は実際に車いすを押して押シスト!の効果を体験できます。簡易スロープも用意されており、特に屋外の環境での使用感を確認することができます。
開催日時
- - 2024年11月16日(土):11:30~15:30
- - 2024年11月17日(日):10:00~15:30
連携ソフトウェア
実証実験では、押シスト!以外にも、スマートフォンを使用したアプリケーションによる傾斜警告のデモも行われます。このアプリは、歩道や側道の情報を収集し、利用者が安全に通行できるよう警告や回避を促す機能を持っています。これにより、車いす利用者が安心して外出できるよう、さらなる工夫がなされています。
参加対象
押シスト!の直接的な利用者は、車いすを使用している方々とそのサポートを行う家族や介護者です。この実証実験を通じて、実際に使用されるシーンを体験し、機能性や有用性を確認する絶好の機会となるでしょう。
結論
トヨタ・モビリティ基金の「Mobility for ALL」プロジェクトは、移動の可能性を広げることを目指しており、押シスト!もその一環です。高齢者や身体障害者の移動の自由を確保するために、押シスト!は重要な役割を果たしています。実証実験に参加することで、新たな可能性を体験し、自分自身の手で移動の未来を感じることができるこのイベントに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
参考情報
住所: 静岡県駿東郡小山町中日向694
電話: 0550-78-1234
富士スピードウェイ公式サイト
場内地図
この実証実験は、「スーパー耐久レース2024」と同日開催され、多くの来場者と共に新たな挑戦を目指します。