2025国際ロボット展での新革命
株式会社人機一体は、2025年の国際ロボット展(iREX2025)において、新しいフィジカルAI技術の一環として「人機連星減速機(JINKI Binary Star Drive)」を発表します。この革新的な技術は、次世代のアクチュエータと減速機の地図を塗り替える可能性を秘めており、多くの業界関係者の注目を集めています。
人機連星減速機の特徴
人機BSDは、複合遊星歯車機構であり、以下のような特徴を持っています。
1.
高減速比: 数十倍から最大一万倍の減速比を実現。
2.
大トルクへの対応: 大径歯車によって高トルクを発揮。
3.
高伝達効率: 90%を超える効率を維持。
4.
高精度: 摩擦損失が少なく、高精度を実現。
5.
中空径の大きさ: メカニック制約内で最大限可能。
6.
歯形の柔軟性: 様々な歯車形状に対応。
7.
小型軽量且つ低コスト: 部品数が少なく、コストも削減可能。
一方で、人機BSDは低減速比や超小径には不向きという特性がありますが、その能力を最大限に発揮する領域が存在します。
フィジカルAIとAPの重要性
昨今のロボティクス界では、AI技術が急速に進化し、特にフィジカルAI技術が強調されています。しかし、実用環境においては、実際に働くフィジカル技術が求められています。人機一体では、フィジカルAI時代の中で、AIだけでなく、物理的なシステムである「Augmented Physicality(AP)」に注目しています。
このAPは、AI技術と融合した新たな身体性の形成を目指し、ロボットの操縦方法を大きく変える可能性を秘めています。力制御技術を活用し、人間が自在に操れる外部身体の具現化を進めることによって、フィジカルAIとの優位性を確立する狙いがあります。
技術発表の詳細
発表は、代表取締役社長の金岡博士が行う予定です。金岡博士は、「フィジカル側」の戦略の重要性について深く掘り下げ、多くの技術的革新がどのように社会に実装されるのかを解説します。
発表の日時は、2025年12月3日(水)の10:15から10:45です。その後も、12月4日と5日に同様のプレゼンテーションが行われます。興味のある方は、直接人機一体のブース(E7-61)に足を運んでいただくことが可能です。
企業と展示情報
人機一体は、滋賀県草津市に本社を構え、先端ロボット工学を基軸とした新しい事業開発支援を行っています。展示ブースでは「それ、人機とやろう。」というコンセプトのもと、複数のロボットや技術的デモが展示される予定で、多くの参加者にとって価値ある体験を提供するでしょう。
フィジカルAIの未来を探るこの機会を見逃さないでください。