コクヨと大阪産業局が協働プログラム「pandoor」を開始し地域活性化を目指す

コクヨと大阪産業局が協働プログラム「pandoor」を開始

コクヨ株式会社（本社：大阪市、社長：黒田英邦）が運営する企業間協働プログラム「pandoor（パンドア）」が、2025年8月1日より公益財団法人大阪産業局（所在地：大阪市、理事長：立野純三）と業務提携を結び、関西エリアで人材育成とイノベーションを促進することを目的としています。

この提携の背景には、近年の働き方改革や新しい生活様式への移行があり、ビジネスパーソンのキャリア意識が変化しています。「自社以外の環境で力を試したい」「新しいスキルを身につけたい」といった意欲が高まっている一方、企業側にも社員の成長を支援する新たな取り組みが求められています。また、中小・ベンチャー企業にとっては、人手不足が深刻化しており、新たな人材の確保が急務となっています。

このような状況を受けて、コクヨと産業局は、企業間協働プラットフォームを通じて自律的なキャリア開発と人材の確保を両面から支援することにしました。双方の強みを活かし、企業と個人にとって多様な成長機会を提供していく方針です。

産業局と「pandoor」の業務提携の内容

大阪産業局は、企業から経営や人材に関する相談を受けた際に、コクヨが運営する「pandoor」を推奨します。利用者は「pandoor」を通じて、関西地域の多様なスキルを持つ人材と協働することが可能になり、新たな視点やノウハウを取り入れることでイノベーションを促進します。

さらに、「pandoor」から派遣される人材は、現在の職に籍を置いたままで、半年間の労働工数の20％（週1日）を使って他社での経験を積むことができます。この仕組みにより、受け入れ企業は外部からの知識を利用し、成長に必要なリソースを確保することができます。

また、産業局から「pandoor」を紹介された企業には特別プランが用意されており、通常料金よりも安価にサービスを利用することができます。加えて、コクヨと産業局は、大企業と中小・ベンチャー企業が交流できるセミナーやイベントを定期的に開催し、持続的な支援を行います。

地域経済の活性化に向けた共同取り組み

本提携を通じて、コクヨと産業局は、大企業の豊富な知識や人材を中小・ベンチャー企業の成長意欲や創造性と結びつけることで、地域経済の活性化や新たな価値創出に貢献していくことを目指しています。

「pandoor」サービスについて

「pandoor」という名称は、ラテン語の「pand」（広げる、拡張する）と「door」（扉）を組み合わせた造語で、企業間の成長を促進することを意図しています。このサービスは、異なる業種や規模の企業が協力し合い、互いに成長を促すサポートを提供します。

- サービス名：pandoor（パンドア）
- 内容：業種や規模にとらわれない企業のための複業サポートサービス
- 対象者：

- 送出企業：外部経験による社員成長を求める大企業
- 受入企業：経営課題や事業課題のために知見・経験が必要な中小・ベンチャー企業

興味のある方は、pandoorのウェブサイト（https://pandoor.kokuyo.co.jp/）からお問い合わせや資料請求ができます。なお、記載されている情報は発表日現在のものであり、予告なく変更される可能性があるため、事前にご確認ください。