ダイドー株主総会、決議阻害疑惑
2024-06-26 13:24:11

ダイドー株主総会、公正な決議阻害疑惑で再び波紋 広がる!ストラテジックキャピタルが新たな証拠を公表

株式会社ストラテジックキャピタル(以下「SC」といいます。)は、株式会社ダイドーリミテッド(以下「ダイドー」といいます。)が6月27日に開催された株主総会における公正な決議を阻害する行為を行った疑いがあると新たに主張しました。

SCは、経営不振に陥っているダイドーの現経営陣に代わる取締役候補を選任する議案を株主総会に提出していました。これに対し、ダイドーは対抗策として、自らが選定した取締役候補を選任する議案を提出していました。

SCは、電子投票で株主提案に賛成した株主に対して、ダイドーの関係者が電話を掛け「間違いではないか」などと問いただしている事例の報告を受け、6月21日にダイドーに対し、そのような行為を直ちに止めること、及びこれまで同様の行為を行ったすべての株主に対して謝罪することを要請していました。しかし、ダイドーは6月24日付の書面で、そのような事実は一切ないと反論しました。

SCは、今回情報提供いただいた株主様の了解を得たうえで、当該株主様の情報を総会検査役に報告しました。なお、当該株主様からは「今後裁判等になった場合は協力する」とのご意向を表明いただいています。

SCは、6月24日付のダイドーの反論は、事実関係の確認も不十分なまま、あたかもSCが虚偽の情報を公表したような印象を与えることを目的とした品格のない書面だと批判しています。

SCは、ダイドーの経営陣に対し、社内調査を尽くし、責任者を特定して処分すると共に、株主に謝罪するべきであると再度要請しています。また、株主の皆様に対しても、ダイドーから株主提案への賛成を翻意するように働きかけがなされた場合、これに応じることのないよう、十分にご留意いただくよう改めて呼びかけています。

今回の新たな主張により、ダイドー株主総会をめぐる問題はさらに複雑化する可能性があります。今後の動向が注目されます。
ダイドーの株主総会をめぐる問題は、ストラテジックキャピタル(SC)の新たな主張により、新たな局面を迎えています。SCが公表した具体的な事例は、ダイドーが株主の意思決定に影響を与えようとした可能性を示唆しており、非常に深刻な問題です。

ダイドーは、SCの主張を否定していますが、詳細な説明や調査結果を公表する必要があります。株主の皆様は、今回の問題を注視し、自身の権利を守るために必要な行動をとるべきです。

企業のガバナンス、特に株主総会の公正性を守ることは、健全な資本市場の発展にとって不可欠です。今回の問題は、企業が株主に対してどのように責任を果たすべきか、改めて考えさせられる事件と言えます。

今後、SCとダイドーの対立がどのように展開していくのか、そして今回の問題がダイドーの経営にどのような影響を与えるのか、注目していく必要があります。

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