食品ロス削減を目指す共創プロジェクト「ロス旅缶」始動
株式会社JTBが新たに始動した「Sustainable Voyage Project」は、食品ロス削減に向けた取り組みを強化する一環として、ソーシャルグッドマーケットを運営する株式会社クラダシとの共創を発表しました。プロジェクトの第3弾として、特に注目を集めるのは「ロス旅缶」イベントです。この取り組みは、10月が食品ロス削減月間であることを踏まえ、地域の未利用食材を活用し、フードロスを減少させるための工夫が施されています。
「ロス旅缶」プロジェクト概要
「ロス旅缶」とは、規格外の野菜を使用して作られたレシピを缶詰に加工した商品です。この缶詰は、消費期限を最大限に延ばす工夫がされており、贈答品や災害時の備蓄食としても利用できることが期待されています。消費者は「ロス旅缶」を試食し、購入することで、自動的に寄付が行われる仕組みが整備されています。
食品ロスの実態
現在、世界中で年間13億トンもの食料が廃棄されています。このうち日本では522万トンとされ、収穫すらされない野菜も年間177万トンに達すると言われています。このような状況を踏まえ、JTBはSDGsの推進を企業の責任として捉え、地域に貢献する取り組みを進めています。
イベント詳細
「ロス旅缶」の試食販売会は、2024年10月18日から24日までの間、Kuradashiたまプラーザテラス店で開催されます。さらに試食会は同じく10月20日に予定されており、多くの人々に「ロス旅缶」を知ってもらう貴重な機会となるでしょう。また、ECサイトでも「ロス旅缶」のセット販売が行われ、購入を通じた寄付も実施される予定です。
環境問題との関連
このプロジェクトは、環境保護やフードロスに関する意識を高めるだけでなく、地域の特産物を活かした商品開発にもつながります。地域に根ざした取り組みとして、さまざまなパートナー企業や団体との連携も視野に入れ、持続可能な食の循環モデルの確立を目指しています。
参加方法や詳細
関心のある方は、公式サイトやSNSを通じて「ロス旅缶」の情報を随時確認できます。特にインスタライブも行われる予定で、リアルタイムでの情報収集が可能です。JTBとクラダシの共創によるこのプロジェクトを通じて、食品ロス問題の解決に向けた意識を高め、ぜひ皆さんも参加してみてください。
株式会社JTBは、「Sustainable Voyage Project」を通じて食品ロス削減に取り組んでいます。このような取り組みが普及することで、持続可能な社会の実現に一歩近づくことができるでしょう。