東成区で増加するアライグマ問題:遭遇から駆除まで徹底解説
近年、大阪市東成区でもアライグマが目撃される機会が増加しています。本来、北アメリカ原産の動物であるアライグマは、ペットとして輸入されたものが野生化し、各地で生息域を広げています。
アライグマは雑食性で、果実や生ごみなどを食べるため、民家周辺に現れることも多く、時には家屋に侵入し、被害をもたらすこともあります。本記事では、東成区におけるアライグマ問題について、遭遇時の注意点から駆除対策まで、具体的な情報をまとめました。
アライグマの特徴と注意点
アライグマは、夜行性ですが昼間でも目撃されることがあります。体長は40cmから60cm、目の周りに黒いマスク模様があり、尻尾はシマ模様をしています。木登りや泳ぎが得意で、器用な手を使って、家屋や屋根裏に侵入することもあります。
アライグマは、本来攻撃的な動物ではありませんが、追い詰められたり、脅かされたりすると、攻撃してくる可能性があります。また、アライグマは様々な病気を媒介している可能性もあるため、むやみに近づいたり、触ったりすることは避けましょう。
アライグマと遭遇したら
- - アライグマに気づいたら、刺激を与えずに静かにその場を離れましょう。
- - エサを与えたり、頭をなでようとすることは、アライグマを人馴れさせてしまい、危険なので絶対にやめましょう。
- - 屋外で飼養しているペットは、捕食される恐れがあります。室内に移動させるのが安全ですが、移動が難しい場合は、金網などで覆い、しっかりと固定しましょう。
アライグマによる被害を防ぐための対策
アライグマは、エサを求めて民家周辺に現れるため、エサとなるものを放置しないことが重要です。
具体的な対策
- - ごみ集積場では、ごみを出す時間を守ること、生ごみを屋外に放置しないこと、頑丈な蓋付きのごみ箱を使用することが重要です。
- - ペットの残飯や庭先の果実は、放置せず、速やかに片付けましょう。
- - アライグマが侵入しやすい隙間を塞ぎましょう。屋根裏や通気口、縁の下など、侵入経路になりそうな箇所を金網などで補強しましょう。
- - 庭木の枝が屋根に届かないように、定期的に剪定しましょう。
- - 忌避剤を使用しましょう。アライグマは、木酢液などの臭いの強いものを嫌うため、忌避剤を使用することで、近寄るのを防ぐ効果が期待できます。
アライグマが家屋に侵入した場合
アライグマが家屋に侵入した場合、まずは追い出す方法を試してみましょう。屋根裏にいる場合は、侵入口から遠い場所で、ダニ・ゴキブリ用のくん煙剤を焚くことで、追い出すことができます。
追い出した後は、侵入口をしっかりと塞ぎ、再侵入を防ぎましょう。
アライグマを自分で追い出せない場合
アライグマを自分で追い出せない場合、東成区役所保健福祉課(生活環境)にご相談ください。
電話番号:06-6977-9973
東成区役所では、原則、野生動物の捕獲・駆除は行っておりませんので、ご理解ください。
まとめ
東成区で増加するアライグマ問題について、遭遇時の注意点から駆除対策まで解説しました。アライグマは、人に危害を加えることは少ないですが、適切な対策を講じることが重要です。
アライグマに関するお困りごとやご質問は、東成区役所保健福祉課(生活環境)までご連絡ください。