IVRyと肥後銀行の業務提携がもたらす熊本の変革
株式会社IVRy(アイブリー)は、対話型音声AI SaaS「IVRy」を通じて、熊本県の企業に深刻な人手不足を解消するための新たな手法を提供します。その一環として、肥後銀行との業務提携を発表しました。この提携は、地域のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を促進し、企業の効率化を図るものです。
目まぐるしく変わるビジネス環境
日本の中小企業の72%が「人手が不足している」と感じており、特に熊本県では前年と比べて9,848人も人口が減少。これにより、地域の労働市場は厳しい状況にいます。
日本商工会議所の調査でも、業種を問わず多くの企業が「人手不足」が事業運営に影響を与えていると報告されています。そこで、IVRyは最新のAI技術を用いて、企業の業務を自動化・効率化するソリューションを提供することになりました。
IVRyの機能と特徴
IVRyは、電話応答の分岐設定が可能で、AIによる自動応答、予約代行はもちろん、録音や文字起こし、AI要約、SMS送信などの幅広い機能を備えています。また、CRM(顧客管理)機能も完備しており、LINEやチャットツールへの着信通知ができるため、顧客とのコミュニケーションを円滑にします。月額2,980円から利用できるこのサービスは、大企業から中小企業まで幅広いニーズに応えています。
地域に密着した支援の形
IVRyは、肥後銀行の地域密着型のネットワークを活用し、中小企業に「IVRy」を紹介することで、業務効率化の要望に対応します。この業務提携は、肥後銀行の中期経営計画「地域・お客様起点のソリューション提供」に基づいており、地域企業が抱える課題への多角的なアプローチを実現します。
社員数が少ない中小企業にとって、人手不足は事業の成否を左右する問題です。そこでIVRyが提供するAI技術を導入することで、作業の効率を上げ、従業員の労働環境を改善することが可能になるのです。
持続可能な未来へ向けた目標
IVRyは今後も、対話型音声AIの便利さを広めていくことで、さまざまな業種における業務改善に貢献していく計画です。AI技術を活用し、単なる自動応答にとどまらず、すべての業務プロセスにおいてDXを進め、人材不足やカスタマーハラスメントといった課題を解決するための具体策を打ち出すことが求められています。
もはやAIは可視化された未来ではなく、実際に企業が活用できる道具として重要性を増しています。IVRyと肥後銀行の提携がその一翼を担い、地域の企業を支える希望の光となることを願っています。