永守コレクションギャラリー
2023-02-07 14:00:01

向日市にオープンした永守コレクションギャラリーで音楽の歴史に浸ろう

永守コレクションギャラリーが向日市にオープン



2023年3月7日、京都府向日市に新しく誕生した「永守コレクションギャラリー」が話題を呼んでいます。このギャラリーは、約350点に及ぶ稀少なオルゴールやオートマタ(自動カラクリ人形)を保有し、来館者がその魅力を体感できる体験型施設です。

希少なコレクションを体験



永守コレクションギャラリーでは、シリンダーオルゴール52点、ディスクオルゴール71点、オートマタ92点など、音楽史と美術史において価値のあるコレクションが展示されています。特に、100年以上前に作られた自動演奏楽器の音色を楽しめる場は珍しく、来館者は当時の楽器が生み出す美しい音に耳を傾けることができます。

また、ギャラリー内では「ラウンジ鑑賞」と呼ばれるコーナーで、様々な音楽作品を視聴することができるほか、通常は入ることのできない収蔵室の様子もガラス越しに見ることができます。さらには、オルゴールのエンジニアによって行われるコレクションの保守や修復の作業も、館内で間近に観察できる貴重な体験が待っています。

音とカラクリの美しさの探求



このギャラリーを設立したのは、公益財団法人永守文化記念財団です。2016年に設立され、オルゴール文化やその関連技術の価値を広く伝えています。ギャラリーの代表理事である永守重信氏は、オルゴールが持つ「繊細さ、優しさ、温かさ」を感じられることが、次世代の感性を育むためにとても大切だと語っています。

オルゴールは、17世紀に誕生して以来、多くの人々に愛され続けてきました。その仕組みは駆動部分、振動板、そしてカラクリから成り、そのすべてにものづくりの精神が息づいています。

魅力的な施設構成



ギャラリーの特筆すべき点は、「鑑賞ラウンジ」が設けられたことです。ここでは多ジャンルの音楽をコンサート形式で楽しめるほか、ホログラム技術を使用したオートマタの演出展示も行われます。また、伝統工芸とのコラボレーションや最先端技術を駆使した作品を展示するオルゴールショーケースも訪れる人々を魅了します。

さらに、マイスター工房ではオルゴールエンジニアがコレクションの保守・修復作業を日々行っており、来館者はそれを間近で観察できます。また、オルゴールやオートマタに関するワークショップも定期的に開催されており、参加者は実際に模型を動かしながらその仕組みを学ぶことができます。

訪問情報



永守コレクションギャラリーは、毎週月曜から金曜に開館し、祝祭日や特定の期間は休館となります。開館時間は午前10時から午後4時まで。入館は完全予約制で、公式ウェブサイトから事前の予約が必要です。入館は無料で、家族連れや友人同士、観光客など、幅広い世代が楽しめる施設として期待されています。

所在地: 京都府向日市森本町東ノ口1番地1 ニデックパーク
URL: 永守コレクションギャラリー公式サイト

音楽の歴史とその美しさを体感できる永守コレクションギャラリーへの訪問は、心豊かなひとときをもたらすことでしょう。

会社情報

会社名
公益財団法人永守文化記念財団
住所
京都府京都市南区久世殿城町338
電話番号

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