電脳交通が日個連東京都営業協同組合の配車業務を開始

電脳交通、日個連東京都営業協同組合の配車業務を受託開始

株式会社電脳交通は、東京都豊島区を本部とする日個連東京都営業協同組合の配車業務の一部を、2025年11月1日から行うことを発表しました。この業務受託により、同社は地域ごとの特有のニーズに応じた配車システムを提供することを目指しています。

都営協の現状と背景

日個連東京都営業協同組合は、東京23区および武蔵野市・三鷹市にて営業する3,200名以上の個人タクシー事業者で構成されています。東京の公共交通の重要な一翼を担うこの組合は、近年のドライバー不足や配車体制の維持、利用者からのニーズの多様化といった課題に直面しています。

特に、土日祝日などの繁忙期において、配車オペレーターの確保が難しい状況が続いており、一部の時間帯では自動音声の対応を用いてきました。しかし、利用者からの問い合わせ内容が多様化する中で、有人での対応を求める声が高まっています。このため、都営協は新しい配車業務の運営体制として、外部への業務委託を検討してきました。そこで、国内で多くのタクシー会社の配車業務を受託した実績を持つ電脳交通が選ばれました。

電脳交通の役割

これからの電脳交通は、これまでに培ったタクシー配車システムの運用実績や専門的なサポート体制を駆使し、都営協が求める高品質な配車サービスを提供することを目指します。特定時間帯（土日祝の6:00〜22:00）において、東京23区、武蔵野市、三鷹市の配車受付や指示業務を担当することになります。

コミュニケーションセンター

電脳交通のコミュニケーションセンターは、タクシー配車専用のコールセンターで、現在でも全国約40都道府県、150社のタクシー事業者による業務を請け負っています。月間着信件数は20万件にも及んでおり、約120名の専門のコミュニケーターが各地からの注文に対応しています。これにより、より効率的な配車が可能となり、利用者にとっても快適かつ利便性の高いサービスが実現します。