JTBグループ、教育への寄贈で地域支援
株式会社JTBは、石川県の全小学校・中学校・高校へ『るるぶ石川 金沢 加賀温泉郷 能登応援版』を寄贈しました。この取り組みは、地域の魅力を伝え、子どもたちに郷土愛を育むことを目的としています。寄贈に際しては、JTBの役員が石川県の馳知事を表敬訪問し、その後も編集部が再度訪れ報告を行いました。
このガイドブックは、石川県内の各エリアの魅力を伝えるために、豊富な情報と美しい写真を掲載しています。特に、被災地域である能登を中心に、復興に取り組んでいる人々のインタビューやメッセージを集めた内容になっています。復興の様子はもちろん、文化や自然への関心を高める架け橋としても期待されています。
るるぶ石川の内容と特集
『るるぶ石川 金沢 加賀温泉郷 能登応援版』では、能登にゆかりのある著名人たち(漫画家の永井豪氏や力士の遠藤聖大氏)からの応援メッセージも掲載されています。また、最新の取材情報をもとに、地域の事業再開情報や伝統文化の継承にも触れています。この本を通じて、子どもたちは地域の文化的背景を学び、より深く理解することができるでしょう。
特に、金沢市を始めとした地域が北陸新幹線の延伸により、首都圏からのアクセスが向上しています。この利点を活用し、観光の推進を図る動きが見られます。加賀温泉郷の魅力を再発見し、地域の活性化に寄与する内容で構成されています。
JTBグループの復興支援活動
この寄贈活動は、JTBグループによる能登半島地震への教育支援の一環です。JTBは、観光を起点にした復興支援を進めており、過去にも日本赤十字社への寄付や義援金を行ってきました。現在は「日本の旬北陸」というキャンペーンを展開し、地域の祭りや文化を広めるための活動も行っています。特に、石川県七尾市での「七尾港まつり」を東京都で開催するなど、地域の文化や伝統を発信する機会を増やしています。
このように、JTBグループの取り組みは、観光を通じた復興だけでなく、地域への理解や愛着を育む教育的側面にもしっかりと配慮されています。今後もこのような活動が広がっていくことに期待が寄せられています。