新しいロボットの形
2024-12-20 10:51:32

リモートロボティクスとHCIがもたらす未来の遠隔操作ロボットシステム

リモートロボティクスとHCIが深化させる遠隔操作技術



近年、現場の人手不足や人件費の高騰が深刻な問題となっており、企業はこれらに対する解決策を模索しています。これに応える形で、ロボットの遠隔操作を実現するクラウドサービス「Remolink」を提供するリモートロボティクス株式会社が、ロボットシステムインテグレーターのHCIと提携を結びました。両者は、企業の事業課題を解決するために、効果的な遠隔操作ロボットシステムを構築・提供することを目指しています。

リモートロボティクスとHCIが提案するのは、
「リモートによる人とロボットの役割分担」 という新しいアプローチです。これまでもロボット導入については数多くの研究や試みが行われてきましたが、それでも完全自動化には限界がありました。だが、遠隔操作を活用することで、ロボットの特性を活かし、また人間ならではの判断力を加えることで、これまで実現できなかった新しい作業環境を生み出そうとしています。

HCIの役割と専門性


HCIは、大阪府泉大津市に本拠を置く、装置製造事業をはじめ、ロボット・AIシステムのインテグレーションに特化した企業です。これまでにも、搬送システムや協働ロボット、さらには食品業界向けの特化技術など、多岐にわたるシステムを納入してきた経験があります。今後は、リモートロボティクスが提供する開発用ソフトウェア「Remolink Tools」を活用し、顧客の要望に応じたリモートロボットシステムの構築を果たすにあたり、その専門性を生かしていくことになります。

リモートロボティクスが解決を提案する理由


「Remolink」の導入によって、リモート環境からのロボット操作が可能になり、業務の効率化だけでなく、業務部分のリモート化も促進されます。従来の「100%自動化」や「100%人作業」といった限界のある選択肢に対し、「リモートによる人とロボットの役割分担」を提案することで、より柔軟な業務運営を実現します。

Remolinkの特徴


1. 半自動化が実現可能:ロボットが得意とする繰り返し作業を任せ、難しい認識や判断が必要な部分はリモートで人が操作することにより、効率的な業務運営を目指します。
2. 業務全体をサポート:ロボットの遠隔操作にとどまらず、アカウント管理や業務アサイン機能など、リモート業務全体を支えるサービスを提供します。
3. 新たな働き手の提供:2024年度中を目指して、ロボットの遠隔操作を担当する人材と求める企業とのマッチングサービスの立ち上げを予定しており、企業の人件費負担を軽減することを目指します。

このように、リモートロボティクスとHCIの提携は、企業が抱える様々な人材不足や業務の効率化の課題に対して新しい解決策を提供します。さらに、両社は共に「Remolink Partners」として、リモート技術を活用した新しいロボットシステムの構築にも取り組んでいく意向を示しています。

企業の今後の展望


リモートロボティクスは、パートナープログラム「Remolink Partners」に小さな企業から大手まで、多様な企業の参加を促進していく予定です。参加企業に対しては、リモート操作を利用した新しいソリューションの開発支援や、導入後も顧客に寄り添う保守・運用サービスの提案を行っていくとしています。これにより、ロボット技術の進化をさらに加速させていくことが期待されています。

技術革新が求められている現代において、リモートロボティクスとHCIが手を組むことは、企業の競争力を高め、業務効率を上げるための鍵となるでしょう。


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会社情報

会社名
リモートロボティクス株式会社
住所
東京都港区港南1-7-1
電話番号

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