日タイ産業連携
2025-11-12 10:07:20

日タイ間の新たな産業連携を考えるシンポジウムが開催

シンポジウム概要



2023年12月12日(金)、東京・秋葉原UDXカンファレンスにて、タイ政府高官をはじめとする大手企業の幹部が集い、シンポジウム「日タイ産業連携の新展開」が開催される。本シンポジウムは、タイでの事業展開がどのように企業に機会をもたらすかに焦点を当てている。

タイのビジネス環境



現在、タイは日本企業の海外進出先として、中国、アメリカに次いで第3位の拠点となっている。シンポジウムの第一部では、タイ工業省副事務次官のPassakorn Chairat(パッサコーン・チャイラット)氏が基調講演を行い、タイの経済や市場の現状、日本企業への期待について解説する。その背景には、タイの国家ビジョン「タイランド4.0」があり、持続可能な開発を目指すBCG(バイオ・循環型・グリーン)経済モデルが推進されている。

パネルディスカッションの内容



シンポジウムの第二部では、パネルディスカッションが行われ、MITR PHOL SUGAR(ミトポン・シュガー)の副社長や、日本の大手化学企業ダイセルの執行役員が登壇。ここでは、タイが重点産業としている食品・バイオ産業の現状と今後の展望、日本企業との連携の可能性について熱い議論が交わされる予定だ。特に、ミトポン社が取り組むサトウキビの搾りかすを利用した再生可能エネルギーへの転換や、ダイセル社が開発するバイオマス製品の展開について、そのビジョンや課題が探られる。

中小企業へのメッセージ



シンポジウムの狙いは、これからのタイの食品・バイオ産業の発展と、新たな産業創出の可能性を伝え、都内の中小企業がそのサプライチェーンに参入する土台を築くことだ。中小企業が持つ技術力や生産力が、今後のビジネスモデルにどのように寄与できるかを示唆する重要な機会になる。参加者は現地のリアルな声を通じて、タイの産業の発展について具体的な知見を得ることができる。

開催の重要性



今回のシンポジウムは、タイ事務所開設から10年という節目の年に行われるもので、これまでの人脈を活かして計画された。公益財団法人東京都中小企業振興公社が主催する本イベントは、参加費無料で、広く中小企業に対して海外展開の機会を提供する。参加を希望する方は、特設サイトから申し込むことができる。

最後に



日タイの企業が連携することで、食品、機械、メディカルなど多岐にわたる産業が広がる中、企業にとって新たなビジネスチャンスが創出されることを期待したい。シンポジウムを通じて、タイと日本がどのように協力して成長できるか、その可能性が示されることに注目が集まる。


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会社情報

会社名
公益財団法人東京都中小企業振興公社
住所
東京都千代田区神田佐久間町1-9
電話番号
03-3251-7895

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