Figmaの日本語版登場
2022-07-27 12:00:35
Figmaが日本語版を発表、国内でのデザイン革命を加速
Figma、日本語版リリースで国内市場を拡大
デザインコラボレーションツール「Figma」が、創業以来初となる日本語版を正式に発表しました。この日本語版は、オンラインホワイトボードツール「FigJam」と共にリリースされ、日本のユーザーに向けた特別なローカライズが行われています。Figmaの共同創業者兼CEOのダイラン・フィールド氏は、「Figmaは『ウェブは本質的にボーダレス』という理念に基づいて発展してきた」と述べ、日本市場への参入の重要性を語りました。
日本市場への注力
フィールド氏によれば、ユーザーコミュニティの81%と収益の50%以上が米国以外の市場から来ているとのことです。特に日本は重要な市場として位置付けられ、このローカライズがユーザーにとって選択肢の拡大につながるとしています。
「すべての人がデザインにアクセスできるようにする」というFigmaのビジョンに照らし、今回の日本語対応は特に意義深いものとされています。CPOの山下祐樹氏も、「言語の壁を越えて、より多くの人々がデザインにアクセスする手助けができれば」と期待を寄せています。
国内企業の導入実績
Figmaは既に楽天、Yahoo! Japan、LINE、富士通などの日本企業に導入されており、デザインカンファレンス「Config」に関連するイベント「Tokyo Config Watch Party」には200名以上のコミュニティメンバーが集まるなど、強力なユーザー基盤を持っています。このようなコミュニティの熱意とフィードバックが、Figmaの進化を大いに促進しています。
今後の展開としては、日本オフィスの設立や、マーケティングチームの強化が挙げられ、20人のスタッフを擁して企業およびユーザーに対するサポートをさらに充実させる方針です。カントリーマネージャーの川延浩彰氏は、優秀な人材の早期採用と新規顧客の獲得に自信を示しています。
コミュニティイベントの開催
また、本日、Figmaの経営陣がユーザーとの交流を図るため、東京都内で公式コミュニティイベントを開催します。このイベントでは、Figmaコミュニティのためにデザインされたオリジナル衣類やアクセサリーを扱う「Figma Store」の日本上陸も発表され、参加者たちの期待を集めています。
未来に向けたビジョン
Figmaは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める日本の企業に対し、「デザイン」が持つ重要な役割に注目しています。マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、デザインによって顧客中心の価値創造が可能になり、日本のイノベーションが加速するとのことです。
Figmaは、今後もさらに日本市場での存在感を高め、ユーザーのニーズに応えながら、明るい未来を構築していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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Figma Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区元麻布3丁目1番6号
- 電話番号
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