鳥取市観光シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の始まり
2023年8月1日、鳥取市では新たな観光促進策としてシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」が導入されました。本サービスは株式会社トリベイとOpenStreet株式会社が協力し、未来の観光二次交通の充実を図るものです。実証実験は2025年11月30日までの期間で、鳥取市内の主要6カ所にサイクルポートを設置し、観光客や市民の利便性を高めることを目指しています。
目的と背景
このシェアサイクルサービスの導入背景には、観光資源の多様化とアクセス改善の必要性があります。鳥取砂丘や鳥取城跡など観光名所を訪れるための手段として、自転車は環境にも優しく、健康的な移動方法として注目されています。実証実験を通じ、持続可能な運営方法を見出し、観光業の振兴に貢献する狙いがあります。
サイクルポートの設置場所
シェアサイクルを利用するには、指定されたサイクルポートで自転車を借りる必要があります。以下がその設置場所と駐輪可能台数です:
1.
鳥取駅(北口) - 鳥取市東品治町111(10台)
2.
民芸館通り横 - 鳥取市栄町651(4台)
3.
鳥取城跡(鳥取県庁) - 鳥取市東町1丁目220(5台)
4.
ヤマタ鳥取砂丘ステイション - 鳥取市浜坂1157-115(5台)
5.
鳥取砂丘駐車場 - 鳥取市福部町湯山2164-971(6台)
6.
Enejet吉方温泉SS(株式会社トリベイ) - 鳥取市吉方温泉3丁目106(4台)
利用料金と自転車タイプ
鳥取市で提供される自転車は、シティサイクル(通常タイプ)とスポーツタイプの電動アシスト自転車の2種類。利用料金は以下の通りです:
最初の30分:150円
延長料金(15分毎):110円
上限料金(12時間):1,800円
最初の30分:200円
延長料金(15分毎):150円
上限料金(12時間):2,400円
便利用のためには「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必須です。このアプリを使って、自転車の予約や決済を行うことができ、全国どこでも自転車の貸し出し・返却が可能です。全国には約11,500カ所のサイクルポートが存在し、これを活用することで幅広い地域での移動が実現します。
地域との関わり
地域住民の参加を促し、利用者の満足度を向上させるために、鳥取市とシェアサイクルコンソーシアムは様々な広報活動を展開します。また、交通の変化や利用者の意見を収集するため、定期的にアンケート調査を実施し、集めたデータは次の施策に活かされます。
トリベイとOpenStreet
株式会社トリベイはエネルギー供給を核に、地元社会への貢献を追求しています。これに対しOpenStreetはシェアリングエコノミーの領域で先駆けており、全国規模のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を展開。その活動は交通インフラの変革や環境への配慮といった社会的課題にも対応しています。
このシェアサイクルサービスは、観光業の活性化に貢献するだけでなく、地元住民にも利用してもらうことで地域の活性化にも寄与します。鳥取市の観光を新たな形で楽しむチャンスを提供する「HELLO CYCLING」にぜひ注目してください。