学生の視点で地域企業の魅力を発信
豊橋市で、企業とのコラボレーションによる新しい取り組みが注目を集めています。それは、「学生×企業のムビプロ!」という名のムービー制作プロジェクトです。このプロジェクトは、豊橋市在住または在学の学生たちが、市内の企業を取材し、独自の視点でその魅力を引き出し、動画として発信するものです。プロジェクトの集大成として、2025年11月18日に豊橋市まちなか図書館で上映会が開催されました。
企業PRムービーの制作
このプロジェクトは今年で4年目を迎え、21名の大学生や大学院生が参加しました。彼らは、愛知大学や豊橋技術科学大学、金城学院大学の学生たちで構成され、グループに分かれて6つの企業を取材し、撮影と編集を行いました。参加企業には、金網製造の株式会社伊勢安金網製作所、メガネ小売の株式会社メガネ流通センター、木材加工機械製造の宮川工機株式会社、イベント運営の株式会社豊橋まちなか活性化センター、産業廃棄物処理の株式会社明輝クリーナー、そしてLPガス販売のサンソマテクノ株式会社が名を連ねています。
上映会の様子
上映会では、制作されたPRムービーのお披露目が行われ、各グループは取材を通じて得た企業の「事業内容」、「技術力の高さ」、「社内の雰囲気」など、企業の魅力を90秒程度の動画にまとめて発表しました。動画はそれぞれの企業の特長や魅力を工夫して伝えるもので、学生たちの熱意が感じられる内容となっています。
上映後には質疑応答の時間が設けられ、学生同士が活発な意見交換を行う場面もありました。また、企業側からは学生とのエピソードや制作過程での感想などを共有していただき、和やかな雰囲気の中での交流が行われました。
参加学生と企業の交流
上映会の最後には、参加した学生と企業の社員との交流会も催され、学生たちはムービー制作の振り返りや将来の就職活動、キャリア形成についての話題で盛り上がりました。学生たちの企業に対する理解と愛着が深まる一方で、企業側も若い力を感じる貴重な時間となったようです。
この「学生×企業のムビプロ!」は、地域の若者が企業の魅力を再発見し、それを一緒に発信していく貴重な取り組みです。今後もこのようなコラボレーションが続くことを期待しています。