岡山大学が進める医工系技術職員の育成プログラムの実施報告

岡山大学の医工系コースでの光学顕微鏡講座

国立大学法人岡山大学は、2025年7月14日に鹿田キャンパスで医工系コースの必修カリキュラム「生物系各種光学顕微鏡（基礎）」を実施しました。この取り組みは、技術職員の高度化を目指すもので、座学と実習を融合させた形式で行われました。

教育の形式と参加者

講座は、対面形式とオンライン形式のハイブリッドで進行されました。対面の参加者には本学総合技術部の技術専門職員が含まれ、オンラインでは群馬大学からも技術専門職員が参加。講義は、光学顕微鏡の構造や観察の原理について、専門の講師陣が行いました。座学では、技術職員の楢崎課長や岩佐専門職員がそれぞれの知識を活かして講義を行い、受講生との活発な質疑応答がありました。

実習内容

実習では、株式会社大熊の竹下課長が顕微鏡の調整やメンテナンス方法について実践的な指導を行ったことで、受講生たちは実機を使いながら学ぶ貴重な体験をしました。受講生の一人は「顕微鏡の詳細を知ることができ、疑問点を解消できた」との感想を述べており、実習が非常に意義深いものであったことが伺えます。

教員からのコメント

井澗技術専門職員は、「顕微鏡に関する基礎知識を得ることができ、大変勉強になった」と講義内容への感謝も口にしました。また、総合技術部の佐藤副学長は「技術職員の高度化を進めることが大学の使命であり、今後もこのような取り組みを通じて職員の技術力向上に貢献していきたい」と述べ、今後の懸命な取り組みに期待を寄せました。

今後の展望

医工系コースでは他にも様々なカリキュラムが用意されており、本年度も受講生の履修登録に応じてプログラムが順次開催される予定です。受講を希望する方には、新たな技術の習得や専門知識の向上に向けた良い機会となるでしょう。岡山大学では、こうしたプログラムを通して地域社会に貢献し、持続可能な研究大学としての地位を確立していく方針です。

最後に

岡山大学の総合技術部は、全学の技術職員が連携を深めることで、さらなるスキルアップを図り、大学全体の研究・教育を強化する役割を果たしています。今後も社会変革を実現するための研究を推進し、地域と地球の未来を共創することを目指しています。関心のある方はぜひ、これらのプログラムに参加してみてはいかがでしょうか。