ラピュタロボティクス、重量検品機能を追加したロボットを販売開始
物流ロボティクスのリーダーであるラピュタロボティクス株式会社(東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン)は、自社の協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」に新たに重量検品機能を追加し、販売をスタートしました。この機能追加により、物流現場での効率化とともに、検品作業の精度向上を目指しています。
重量検品機能追加の背景
物流業界では、迅速かつ正確な検品が求められています。これまで、多くの現場では重量検品専用のカートを利用していたり、人手でのチェックを実施していました。しかし、これらの方法は時間がかかり、ヒューマンエラーが発生する可能性も高まります。ラピュタPA-AMRは運搬代行や効率的なピッキング作業を可能にしていましたが、検品工程の改善には限界がありました。
そこで、今回の新機能により、従来からの生産性向上を維持しながら、ピッキングの精度を高めることができる仕組みが導入されました。この新しい重量検品機能により、検品の工程を省略し、業務の簡略化が期待されています。
重量検品機能の特徴
新たに追加された重量検品機能は、ラピュタPA-AMRの上下段トレイに設置したロードセルという重量計測器を活用しています。この機能は、商品をオリコンなどの通い箱に入れる際に、即座に重量を測定し、入れ間違いがあればロボットのモニターにアラートを表示します。これにより、正確な検品が可能となり、検知プロセスもスムーズに行えます。
この機能は、運行距離を短縮することによる生産性向上を実現するだけでなく、検品への対応もプレイしており、倉庫内の業務全体の運用改善を促進します。また、すでにラピュタPA-AMRを導入している顧客にも、後付けで重量検品機能を搭載することが可能です。
未来への取り組み
ラピュタロボティクスは、今後もクライアントのニーズに応じて機能改善を重ねていく考えです。次世代の物流ソリューションとしての「ラピュタPA-AMR」を積極的に活用し、物流業界が直面する多くの課題解決に向けて邁進していく所存です。
ラピュタロボティクスについて
ラピュタロボティクスは、スイスのチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)から生まれたベンチャー企業であり、科学界の名だたる研究者たちを輩出しています。「ロボットを便利で身近に」というビジョンのもと、最先端の制御技術と人工知能技術を駆使して次世代のクラウドロボティクスプラットフォームを開発しています。また、クライアントに対して最適なロボットソリューションの提供や、導入、運用支援を行うことで、物流業界の進化に寄与しています。優れた開発技術を持つエンジニアや、バイリンガルな営業やカスタマーサポートチームが連携し、顧客ニーズに最適なソリューション提案を行っています。