イオン環境活動助成第34回が発表されました
公益財団法人イオン環境財団は、持続可能な社会の実現に向けた活動に積極的に関わる団体への支援を行うため、第34回環境活動助成の結果を発表しました。今年は110団体が助成を受けることとなり、助成総額は8,401万円に及びます。
この助成は、1990年に設立されたイオン環境財団が実施しており、自然環境の保護と地域ボランティア活動を支援するものです。公募テーマは、時代の課題に応じて設定されており、近年は特に里山の保全や利活用が重要視されています。具体的には、里地・里川・里湖・里海を対象としたさまざまな環境保護活動が行われます。
公募の内容
本年の公募テーマは「里山コモンズの再生」です。これに対して、森林整備から耕作放棄地の再生、海洋ごみ reduction活動、さらには被災地でのコミュニティ構築に至るまで、幅広い申請が寄せられました。参加した127団体の中から、厳正な選考を経て助成先が決定されました。
また、助成対象期間は2025年4月1日から2026年3月31日までであり、選ばれた団体はそれぞれの活動において持続可能な方法で地域の環境を保全していくことになります。
このような活動は、地域の自然を守るだけでなく、未来を担う世代に美しい地球を引き継いでいくために重要です。イオン環境財団は、今後も「生物多様性に寄与する里山づくり」を含む多岐にわたる環境活動を支援し、社会との連携を図りながら活動していく方針です。
助成活動の範囲
助成対象となる活動には、次のようなものがあります:
1. 植樹を含む里山の修復
2. 里山の伝承
3. 被災地の里山復興
4. 自然環境教育
5. 野生動植物及び絶滅危惧生物の保護
これらの活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた具体的な取り組みが期待されます。
次回の公募について
次回の第35回イオン環境活動助成は、2025年6月に公募が開始される予定であり、持続可能な社会のために尽力する非営利団体を対象としています。来年度も多くの団体がその活動を通じて支援を受けることが期待されます。
イオン環境財団の取り組みは、地域に根ざした環境保護活動を通じて、人と自然の調和を実現する重要な役割を果たしています。その成果を期待したいところです。