Berryのベトナム市場調査
2023-04-17 13:00:01

日本の医療機器ベンチャーBerry、ベトナム市場調査で医療ニーズを徹底解剖!

ベトナム市場開拓に向けた医療機器開発支援事業



日本の医療機器ベンチャー企業、株式会社Berryは、2023年2月、ベトナムにおいて現地ニーズを踏まえた海外向け開発支援事業の一環として、現地市場調査を実施しました。同社が開発・製造する赤ちゃんの頭蓋形状を矯正するヘルメット『ベビーバンド』のベトナム市場進出に向けた重要な取り組みです。

ベトナムの医療現場視察:先端技術と課題の両面



ハノイ市内にあるバックマイ病院、ハノイ医科大学病院、ビンフック省総合病院の3病院を視察。さらに、医療機器販売店も訪れ、市場調査を行いました。視察を通して、ベトナムの医療現場における最新の医療機器やIT技術の導入が進んでいる一方で、高度な医療を求める患者が国立病院に集中し、地方病院では医療リソースの不足が深刻な課題であることが明らかになりました。

現地医療関係者との意見交換



ベトナム医療機器協会、JETRO(日本貿易振興機構)ハノイ事務所、JICA(国際協力機構)ベトナム事務所など関係機関との意見交換会にも参加。ベトナムの医療事情、課題、それに対する取り組みについて詳細な情報を収集しました。慢性的な財源不足により、必要な医療機器が不足しているという現状を目の当たりにし、Berry社は、ベトナム市場のニーズに合致した価格と機能を備えた医療機器開発の必要性を強く認識しました。

ベトナム市場開拓に向けた今後の展望



今回の視察で得られた情報をもとに、Berry社はベトナム市場におけるターゲット層や製品投入に関する仮説を立てました。今後は、この仮説を検証しながら、ベトナム市場に最適化された医療機器の開発を進めるとしています。

ベビーバンド:日本製の頭蓋形状矯正ヘルメット



Berry社が開発した『ベビーバンド』は、2022年4月に厚生労働省から薬事承認を取得した医療機器です。赤ちゃんの頭の形を優しく矯正するヘルメットで、通気性、圧力分散性、デザイン性にも優れた製品となっています。

株式会社Berry:医療格差解消を目指すベンチャー企業



株式会社Berryは「あらゆる人が必要な時に必要な医療が受けられる社会の実現」というビジョンを掲げ、3Dプリント技術と3Dデータ解析技術を活用し、革新的な医療機器の開発に取り組んでいます。設立は2021年7月。東京都文京区に拠点を構えています。

まとめ



今回のベトナム市場調査は、Berry社のグローバル展開における重要な一歩となりました。現地ニーズを深く理解し、最適な製品開発と市場開拓を進めることで、同社のビジョン実現に大きく貢献するものと期待されます。今後のBerry社の動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社Berry
住所
東京都台東区元浅草3丁目7−1住友不動産上野御徒町ビル7階
電話番号

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