Thypoch新レンズ「Simera」シリーズが贈る創造的な撮影体験
株式会社焦点工房は、シネレンズ専門ブランド「Thypoch」から新たに「Simera」シリーズのレンズ、28mmと35mmの二つの焦点距離を備えた製品を2025年10月10日より販売開始します。これらはライカMマウントに対応し、距離計とも連動するマニュアルフォーカスレンズです。
Simera 28mm f/1.4 ASPH. Type II
このレンズは、ポートレートや風景、建築撮影に最適な広角レンズです。開放F1.4の大口径がもたらすシャープな描写と、美しい背景のボケを兼ね備えています。特に、14枚の絞り羽根による柔らかなボケ具合は、被写体を際立たせつつ、幻想的な雰囲気を演出します。最短撮影距離は0.4mで、近接撮影にも対応しています。
- - 価格: ¥124,000(税込)
- - サイズ: 約Φ59×56mm
- - 質量: 約326g
また、フォーカスリングには三日月型のフォーカスタブを採用し、ピント調整が非常にスムーズです。この操作性により、激しい場面を捉える瞬間でもストレスなく使用できます。
Simera 35mm f/1.4 ASPH. Type II
一方で、35mmのレンズはクラシックなスナップ写真をモダンな技術で新たに生まれ変わらせています。こちらも開放F1.4の大口径で、精緻な描写と芸術的な表現力を追求しています。最短撮影距離は0.45mで、フローティングレンズ群により高い解像力を保っています。
- - 価格: ¥116,000(税込)
- - サイズ: 約Φ56×51mm
- - 質量: 約280g
このレンズもまた、フォーカスの快適な操作が可能で、多様な撮影シーンに対応する柔軟性があります。そのため、スナップやストリートフォトなど、さまざまなスタイルに適応し、美しい描写を提供します。
先進的な光学技術
「Simera」シリーズは、レンズ構成に非球面レンズ、EDレンズ、高屈折レンズを採用し、収差を抑えた高解像力が特徴です。開放F1.4でも画面全体がシャープで、色収差や球面収差を効果的に軽減します。また、Visifocusという被写界深度ビジュアルスケールを搭載し、直感的に合焦の前後を理解することができます。
これに加えて、堅牢なオールメタルのボディデザインは、クラシックな雰囲気を持ちながらも現代的な操作性を感じさせます。絞りリングには「太陽」と「月」のシンボルが刻まれ、クリックを切り替える機能も魅力的です。
Thypochの背景
Thypochは2023年に、中国深センで設立されたシネレンズの新しいブランドで、カメラ文化の発展に寄与することを目指しています。同社は、乾燥したレンズ表現と現代のニーズに応えた新しい機材の提供を行っています。
まとめ
新たに登場したThypoch「Simera」シリーズは、撮影技術をより豊かにするための魅力的な選択肢だったり、クリエイティブな表現を追求する写真家にとって大いに役立つレンズとなるでしょう。これらのレンズを手にすることで、あなたの作品は新たな段階へと進化するかもしれません。ぜひ、この機会に手にとってその描写力を体感してみてはいかがでしょうか。