SHIFTの人的資本経営
2025-11-20 07:20:23

急成長を遂げたSHIFTがAIで変える人的資本経営の現場

SHIFTが挑むAIを活用した人的資本経営



一般社団法人プロティアン・キャリア協会が主催したセミナー「急成長企業SHIFTの挑戦 ~AIを活用する経営の現場から~」では、急成長を遂げたSHIFTの人的資本経営の具体策が紹介されました。このセミナーでは、SHIFTのVPoHRである上岡隆氏が、同社の成長戦略とその背景に迫る内容を発表しました。

SHIFTの成長背景と社会的課題


上岡氏は日本の生産年齢人口の減少とIT人材不足という現状を指摘し、これらの課題を解決するために SHIFTは「DX人材の大量採用」を目指しています。また、従業員の環境ややりがいを改善する施策も重要視していると語りました。

SHIFTは人的資本経営を「街の経営」と称しており、採用や離職率のコントロール、従業員の育成を基本方針としています。これにより、企業の持続的な成長を支援する礎を築いているのです。

LTVを指標とした人的資本経営


SHIFTは人的資本経営の核となる指標を「LTV(生涯価値)」と定義し、その算出方法を具体的に示しました。LTVは、『エンジニア人数 × 在籍期間 × 個の価値創出』という方程式で表され、具体的な数字を分析することによって、今後の投資計画を立てています。たとえば、2023年度には69億円の人的資本投資が将来的に1,043億円のLTVを生むという試算が公開されました。

データとAIの活用で人材を最大化


上岡氏はLTVを向上させるために3つの“違い”を可視化する仕組みがあると強調しました。1つ目は「ヒトログ」という独自のタレントマネジメントツールで、全従業員1万5,000人のデータを450項目に分類し、一元管理しています。2つ目は、役員陣が合計約1,200時間をかけて行う評価会議で、ここで得られるデータを基に全従業員の最適な評価と配置を行います。

3つ目は、従業員のニーズを把握する「壮大なおせっかい」という人事施策です。年代や属性に応じた細やかな関心事をデータとして分析し、それに基づく支援を行っています。

AIを駆使した人事フロー


SHIFTは、AIを人事フローにも駆使しています。具体例としては、履歴書の分析に用いる『Resumiru』があり、これにより書類選考時間を大幅に短縮。さらに、AIが生成するオファーレター『kitene』により、内定承諾率も向上しました。また、AIエージェント『mentai(めん太くん)』が、従業員の心理状態を把握し、サポートを提供します。これは、従業員が上司には伝えにくい悩みを共有できる環境を整えるための重要な施策です。

プロティアン・キャリア協会の役割


協会の森隆剛氏は、キャリア理論の新たな方向性についても言及し、個人の主体的なキャリア開発がいかに重要かを強調しました。これにより、SHIFTの先進的な人的資本経営が個人の成長と連動していることが伺えます。

まとめ


SHIFTがAIを活用した人的資本経営の具体策を示し、今後の企業の成長戦略においても重要な示唆を与える内容のセミナーとなりました。今後もプロティアン・キャリア協会ではAI時代におけるキャリア開発に関するオンラインセミナーを開催し、個人と企業のさらなる成長を支援していく予定です。


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会社情報

会社名
一般社団法人プロティアン・キャリア協会
住所
東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F
電話番号
03-6451-1165

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