2025年3月8日と9日の二日間、東京・虎ノ門にて『Top Lot』が主催する第17回「ワインオークション」が行われ、出品されたドメーヌ ルロワのミュジニー2015が新たな高額落札記録を打ち立てました。このワインは「世界で最も高価なワイン」と名高く、昨年のオークションで既に最高落札額を記録した経緯がありますが、今回のオークションではさらにその金額を上回る結果となりました。
落札価格は640万円で、手数料を含めると736万円という高額です。ミュジニー2015は、Wine Searcherというサイトが発表する「世界で最も高価なワインリスト」で長らくトップの座を維持しており、ワインやその評価においても非常に大きな影響力を持つロバート・パーカー氏が創設したワイン・アドヴォケイト誌では、この2015年のヴィンテージに対し100点の評価を付けています。
オークションでは、他にも注目のアイテムが目白押しでした。2002年の全日本最優秀ソムリエに輝いた阿部誠氏が創業したシャンパン・バー『銀座Vionys』が出品した貴重なシャンパンコレクションの全40ロットも、それぞれが市場予想価格を大きく上回る結果で落札されました。これにより、オークション全体としても非常に活発な競りが繰り広げられ、合計落札額は3億3,626万円に達しました。落札率も驚異の96.94%という結果でした。
主な落札商品には、シャンベルタン(ドメーヌ ルロワ)2015が2,990,000円、リシュブール(ドメーヌ ルロワ)2015が2,300,000円、そしてミュジニー(ドメーヌ ルロワ)2015が7,360,000円、さらにはクリュッグ クロ ダンボネ ブラン ド ノワール ブリュット1995が552,000円などが含まれています。
相場を超える高額で落札されるワインは、ワイン愛好家や投資家にとっての重要な資産としても注目されています。株式会社Top Lotは、日本を代表するワイン・ウイスキーの研究者をアドバイザーに迎え、質の高いオークションを実施していると同時に、多くのお客様からの支持を受けて着実に進化を続けています。設立から数年で出品ロット数は5倍以上、落札額も4倍以上に増加しました。
ワインオークションは、ただの売買の場を超えて、ワイン文化の発展や交流の場ともなっています。ワインの背後には興味深いストーリーがあり、それを知ることで楽しみが一層増すことでしょう。今後もこのようなイベントを通じて、ワインの魅力が多くの人に伝わることを期待したいものです。
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