魚醤つゆの誕生とその背景
長崎県五島市の鮮魚店、金沢鮮魚が新たに開発した「魚醤つゆ」が、地域の子供たちの想いを乗せて誕生しました。この取り組みは、一般社団法人「海と日本プロジェクトinながさき」によって支えられています。2024年8月のイベント「五島・東シナ海vs大村湾調査隊2024」に参加した子供たちが自らの体験を活かしてデザインしたオリジナルパッケージで販売されることとなり、海の大切さを広めるための重要なステップとなりました。
魚醤つゆの特色
「魚醤つゆ」は、金沢鮮魚が10年に渡って積み上げてきた魚醤作りの集大成ともいえる製品です。その特徴は、魚と出汁の旨味が凝縮され、どんな料理にも合う万能つゆとしての利用価値にあります。特に、フードロスや磯焼けなどの海の環境問題に取り組む姿勢が評価され、同店は「令和6年度ながさき水産業大賞」も受賞しています。これは、私たちが直面する環境問題に対する考慮が盛り込まれた製品であり、多くの人々にその認識を深めてもらいたいという想いが込められています。
子供たちのアート
このコラボレーションには、昨年夏に行われた調査隊イベントでの子供たちのアート作品が反映されています。彼らは海の現状や課題に触れ、さまざまな取り組みについて学び、多くのことを感じ取りました。一見美しい海にも隠れた問題があること、それを守るために多くの人たちが努力していることを知った子供たちの絵がパッケージに使用され、見た目にも鮮やかです。
魚醤つゆの販売情報
「魚醤つゆ」は、3月23日まで行われたクラウドファンディングの返礼品として先行販売が行われ、4月以降には五島市内やオンラインでの購入が可能になる予定です。この“海への想い”が詰まったつゆを味わい、地域とのつながりを感じてもらえれば幸いです。
商品詳細
- - 品名:魚醤つゆ
- - 販売個数:3,000個
- - 販売場所、購入方法:金沢鮮魚及び五島市内の各店舗、または公式ホームページ
海と日本プロジェクトの意義
日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」は、海を介して人々がつながり、その存在の大切さを再認識するための活動です。このプロジェクトは、海の悪化という現状を直視し、子供たちを巻き込むことで、「自分ごと」として海を守るアクションを広げることを目的としています。ご興味のある方は、公式サイトもぜひご覧ください。
海と日本プロジェクト公式サイト
こうした取り組みが次世代に繋がり、五島の素晴らしい海の恵みを未来へと引き継ぐ架け橋となることを願っています。