補助犬と岸田首相
2022-12-28 10:21:09
岸田総理大臣、補助犬使用者を表敬訪問!~身体障害者補助犬法20周年記念事業の一環として~
岸田総理大臣、身体障害者補助犬使用者を表敬訪問!
2022年12月5日、盲導犬、介助犬、聴導犬を使用する4名が、岸田文雄首相を表敬訪問しました。これは、身体障害者補助犬法施行20周年を記念した事業の一環として行われたものです。訪問の様子は動画として公開され、首相のコメントや補助犬使用者たちの想いが記録されています。
表敬訪問:補助犬と共に生きる人々の声
表敬訪問には、それぞれの分野の代表者4名が補助犬と共に参加しました。
全日本盲導犬使用者の会会長、山本誠氏と盲導犬のカエデ
日本介助犬使用者の会会長、木村佳友氏と介助犬のデイジー
日本聴導犬パートナーの会代表、安藤美紀氏と聴導犬のアーミ
日本聴導犬パートナーの会副代表、松本江理氏と聴導犬のチャンプ
各団体は、首相に「身体障害者補助犬の育成と普及に関する要請書」を提出しました。
要請書の主な内容
要請書では、以下の3点について重点的に改善を求めています。
1. 補助犬法の啓発施策の拡充:国民への補助犬法の周知徹底を図るため、学習指導要領への盛り込みなどを提案しています。より多くの人が補助犬について理解することで、社会全体での共生が促進されると期待されています。
2. 補助犬の育成、医療費等の助成制度の拡充:補助犬の育成には多大な費用と労力がかかります。より多くの補助犬を育成し、必要とする人々に届けられるよう、育成費用や医療費などの助成制度の拡充を求めています。
3. 同伴拒否に対する施策の検討:公共施設や商業施設などでの補助犬の同伴拒否は、補助犬使用者にとって大きな障壁となっています。この問題への具体的な対策を検討し、補助犬使用者にとって安心して暮らせる社会の実現を求めています。
身体障害者補助犬法20周年と未来への展望
2002年に成立した身体障害者補助犬法は、補助犬の育成と普及を促進し、障害者の自立と社会参加を支援する上で重要な役割を果たしてきました。今回の表敬訪問と要請は、法律施行20周年を機に、さらなる発展と社会全体の理解促進を目指した重要な一歩と言えるでしょう。動画では、首相のコメントに加え、補助犬使用者たちの生の声も聞くことができます。補助犬と共生する社会の現状と未来への想いが伝わる内容となっています。
関係団体
今回の表敬訪問を支援したのは、「身体障害者補助犬を推進する議員の会」です。この超党派の議員連盟は、補助犬法の成立に大きく貢献しました。特定非営利活動法人日本補助犬情報センターは、この議員の会の共同事務局を務めています。
まとめ
今回の表敬訪問は、補助犬使用者と政府との連携を強化し、より良い共生社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。補助犬に関する理解を深め、社会全体で補助犬を支援していくことが、今後ますます重要になります。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人日本補助犬情報センター
- 住所
- 神奈川県横浜市港北区新羽町1688-1ユームニューウィングB203
- 電話番号
-
045-275-7770