臭わない鶏糞肥料
2021-02-15 13:30:02

臭わない鶏糞肥料『+Coffee』がソーシャルプロダクツ・アワード2021で特別賞受賞

魅力的な鶏糞肥料『+Coffee』が注目を集める



2021年2月12日、コーヒーごみから生まれた臭わない鶏糞肥料『+Coffee』が、「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」の審査員特別賞を受賞しました。この製品は、コーヒー豆の焙煎を手がける株式会社縁の木(東京都台東区)と、畜舎向けの事業を行う四国ケージ株式会社(愛媛県四国中央市)が共同開発したものです。

天然素材由来の新たな肥料


『+Coffee』は、特許出願中の技術を活用し、欠点豆やコーヒー抽出後のかすといった廃棄物から作られています。これに鶏糞を組み合わせることで、栄養が豊富でありながらも、臭いが気にならないという特長を持っています。このため、都市部の集合住宅でも安心して使用でき、ベランダや室内でのガーデニングが楽しめるのが魅力です。

実際に、クラウドファンディングを通じてその販売が始まり、わずか2ヶ月で目標金額を135%も超える支援が集まりました。肥料の原料に使われるコーヒーごみは、東京都台東区の蔵前地区にあるカフェや住民、さらには福祉作業所の協力を得て回収されています。

このプロジェクトは、持続可能な地域社会の形成を目指しており、ただの肥料提供にとどまらず、地域のコミュニティをも豊かにすることを狙っています。

ソーシャルプロダクツによる未来への貢献


ソーシャルプロダクツ・アワードは、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会によって設立された、日本で唯一のソーシャルプロダクツを表彰する制度です。このアワードは、持続可能な社会を実現するための取り組みを広め、優れた製品や企業を認知させることが目的となっています。

『+Coffee』の開発にあたってのサポート者たちは、持続可能性と地域貢献を重視し、実際にプロジェクトに参加していることに大きな意義を感じています。コーヒーハンターである川島良彰氏は、「コーヒーの廃棄物を新たな価値に高めるこの取り組みは素晴らしい」と称賛します。

誰でも使える、持続可能な肥料の選択肢


『+Coffee』は、持続可能な農業やガーデニングのための新しい選択肢として、多くの人々から興味を持ち寄せています。この製品は、一般のオンラインストアに加えて、大丸東京店や丸井錦糸町店の展示会でも購入可能です。

さらには、2021年4月からは『+Coffee』の原料となるコーヒーごみを提供し、またその肥料を小売りするカフェや喫茶店を新たに10店舗募集します。この取り組みに参加したい店舗はぜひお問い合わせを。

最後に


持続可能な社会への道を切り開く『+Coffee』の取り組みは、ただの肥料提供に留まらず、地域や人々とのつながりを生む新しいモデルとして注目されています。皆さんもこのユニークな肥料で、緑のある暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社 縁の木
住所
東京都台東区三筋2-15-20
電話番号
050-3701-1178

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