近年、日本の地域文化や民話には失われつつある宝物が多数ございます。そのような貴重な民話に新たな命を吹き込むため、一般社団法人日本昔ばなし協会が2025年度に制作する短編アニメの元になる「海にまつわる民話」を全国から募集しています。応募は、地域に伝わる海の教訓や、環境に対する思いや災害への備えなどを含む昔話や伝説が対象です。選定予定数は25話となっており、これによって地域の文化が広く伝えられる機会にもつながります。
アニメ化のメリット
アニメ化されることによって得られるメリットとしては、以下の3つが挙げられます。まず第一に、失われつつある民話を次世代にしっかりと伝承できることです。アニメ作品は、視覚的に捉えやすく、多くの人に親しまれる表現方法であるため、特に子どもたちにとっては興味を引く内容となります。
次に、完成したアニメを地域の教育や観光、さらには地域振興活動に活用することができる点です。地域の特色を反映したアニメーションは、観光客を呼び込む新たな魅力となり、地域の認知度を高めるきっかけにもなるでしょう。
最後に、アニメ化を通じて地域の企業や団体に対して地元独自のコンテンツを提供できることです。これにより、地域全体の活性化にも貢献することが期待できます。
応募の流れ
応募するには、まず、2025年3月10日(月)17時までに応募意向を示すフォームを提出します。続いて、第一次締切の3月13日(木)17時までに応募書類一式をメールで送り、必要に応じて第二次締切の4月8日(火)までに再度応募することが可能です。ただし、応募が多数寄せられた場合は、第一次締切で受付を終了してしまう可能性もあるため、早めのアクションが推奨されます。
応募資格と推薦者
特に、応募に際しての推薦者資格が求められます。自治体や法人格を有する団体(企業・NPO法人・DMO等)が推薦者として認められ、選ばれた場合には地域実行委員会を構成し、当協会のアニメ制作やPR活動に協力する必要があります。
海ノ民話プロジェクトとは
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環である「海ノ民話プロジェクト」は、地域に伝わる海の民話をアニメにすることで、子供たちに海との関わりや自然環境の重要性を伝えたいという理念から進められています。アニメーションが世代を超えて親しまれる中、民話の背景やその教訓を分かりやすく紹介し、地域文化を次世代へつなげることが目的です。
参加方法
興味がある方は、公式サイトを訪れて詳細な応募要項を確認し、地域の海にまつわる民話を提案してみましょう。あなたの街の物語が、未来の子どもたちへと受け継がれるかもしれません。応募に関する問い合わせは、海ノ民話プロジェクト事務局にお気軽にお尋ねください。ストーリーをアニメにして、共に素晴らしい文化を育みましょう!