六甲高山植物園の絶滅危惧種
六甲高山植物園は、緑豊かな自然に囲まれた植物園で、季節ごとに様々な花が楽しめる場所です。現在、この植物園では、牧野富太郎氏が発見した「ジョウロウホトトギス」とその親戚「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えています。これらの花は絶滅危惧II類とされており、特に美しい姿を見せています。
ジョウロウホトトギスとは
「ジョウロウホトトギス」は、牧野富太郎が高知県の横倉山で発見し、ロシアの植物学者マキシモヴィッチが名付けました。この花は四国と九州に広く分布しており、特に美しい黄色の花を鈴なりに咲かせる様子が特徴的です。また、この名前は、平安時代の宮中に仕えた貴婦人「上臈」に由来しています。その優雅な姿が、この名にふさわしいものとなっています。
キイジョウロウホトトギスの魅力
一方、もう一つの「キイジョウロウホトトギス」は紀伊半島南部にのみ自生する多年草で、長さ40~80cmのしなだれた茎から節々に重なった花を咲かせる姿が特徴です。こちらもまた、約200株が当園で鑑賞できるようになっており、見頃は10月中旬頃まで続く見込みです。特に、紀伊半島に自生していることから「キイ」という名がついています。
営業情報
六甲高山植物園では、現在開園中で、11月24日までの期間、花々を楽しむことができます。開園時間は毎日10:00から17:00まで(16:30に受付終了)で、料金は大人900円、小人450円となっています。駐車場も1,000円で利用可能です。
訪問者は、ここで希少な花々の美しい姿を堪能でき、自然の中でのリフレッシュも期待できます。特に、絶滅危惧種に指定されている「ジョウロウホトトギス」と「キイジョウロウホトトギス」を間近で見ることで、植物の大切さやその奥深さに触れることができるでしょう。
最後に
ぜひ、この機会に六甲高山植物園へ足を運び、希少な花々の美しさを体感してください。自然の豊かさを感じつつ、癒しのひと時をお楽しみいただけることでしょう。詳しい情報は、
六甲高山植物園の公式サイトをご覧ください。