新たな挑戦を展開するUPDATER
株式会社UPDATERは、東京都世田谷区に本社を置き、再生可能エネルギーを利用した脱炭素プラットフォーム『みんな電力』を運営しています。最近、同社はTISインテックグループのTISI株式会社に対し、電力トラッキングシステムの提供を開始すると発表しました。このシステムは、国際的に注目されている「アワリーマッチング」に対応しており、電力小売業界における透明性向上に貢献することが期待されています。
アワリーマッチングとは?
アワリーマッチングは、需要家が消費した電力と供給された電力を「1時間単位」で照合し、発電量と消費量が一致することを証明する仕組みです。これにより、電力由来のCO₂排出量の実態に基づく評価と再生可能エネルギーの利用の透明性向上が実現します。この仕組みは、環境に優しい電力提供の証拠を示すため、企業や個人が気軽に利用できる方法としての重要性が増しています。
特徴的な電力トラッキングシステムの導入
UPDATERの電力トラッキングシステムは、2018年に商用化されて以来、600以上の再生可能エネルギー発電所と4000以上の需要施設で運用されています。発電量と電力使用量を30分単位で管理しつつ、アワリーマッチングを実現する設計です。また、このシステムは「EnergyTag」の要件にも対応しており、最新の国際標準に準じた運用が可能です。
電力小売事業者に向けた新たな選択肢
今回の取り組みでは、TISIが提供する『エネLink』シリーズにUPDATERの電力トラッキングシステムを導入します。これにより、電力供給を容易にトラッキングし、より精密な電力管理が実現されます。UPDATERは2026年12月を目標にこの機能を実装するとしており、電力小売業者にとってさらなるビジネスチャンスを拡大する可能性があります。
脱炭素化への重要なステップ
近年、再生可能エネルギーの調達には、いつ・どこで・どのように発電されたかを把握し、電力の使用状況と発電との一致を求める動きが活発です。国際的なイニシアチブとしての『24/7 Carbon-Free Energy Compact』が発足し、2030年までに連邦政府施設で100%カーボンフリー電力を採用する目標が掲げられています。このような潮流が、企業の温室効果ガス排出量算定や市場の拡大に影響を与えています。
将来の展望
UPDATERは、今回のTISIとの取り組みを契機に、新たな電力小売事業者との関係構築を進めていく方針です。2027年度までに導入企業数を20社に拡大する目標を掲げ、一層の普及と認知度の向上を図ります。脱炭素社会の実現に向けて、UPDATERは今後も積極的に取り組みを進め、日本の電力業界における重要な役割を果たしていくでしょう。
会社概要
UPDATERは2021年に社名変更を行い、社会課題解決に向けたトレーサビリティや透明性を軸としたサービスを展開しています。脱炭素ビジネスとしての『みんな電力』や、様々なエシカルやサステナブルな取り組みを行っており、多くの受賞歴を持ちます。今後の活動にぜひご注目ください。