イーベイ・ジャパン、2026年第2四半期の越境EC市場動向を発表
イーベイ・ジャパン株式会社は、「2026年 第2四半期 越境ECレポート」を発表しました。このレポートは、日本のセラーによる越境EC(海外販売)の現状を検証するもので、特に米国の関税導入後の市場の変化に注目が集まっています。昨年から関税環境が新しくなったこともあり、さまざまな動向が見られる四半期となっています。
販売トレンドの注目ポイント
2026年の第2四半期において、日本から出品されたアイテムに対する海外バイヤーの需要は依然として健全です。特にコレクティブルズアイテムや高価格帯、さらには希少性の高い商品が特に注目されています。アニメや漫画など、文化的価値を持つ商品の販売も、その一環といえるでしょう。
鑑定済み漫画の取引増加
最近、日本の漫画作品、特に「ONE PIECE」や「NARUTO」、「ドラゴンボール」などの鑑定済み漫画の人気が急上昇しています。これまで「読む」コンテンツとされていた漫画が、希少価値や保存状態に基づいて「コレクターズアイテム」として再評価され、取引が活発に行われているのです。これらのアイテムを求める海外バイヤーは、特に初版や評価の高い作品を中心に積極的に購入しています。
トレーディングカード市場の躍進
トレーディングカードの市場も活況を呈しています。特にポケモンカードが取引の中心で、2026年はポケモン誕生30周年を迎えるため、さらなる盛り上がりが期待されています。また、「ONE PIECE」のカードゲームも成長が著しく、前年同期比で取引額が約5倍増加しました。特に大会での優勝を記念したカードの高額取引が注目されています。
国内ブランド時計の需要拡大
また、スイス製商材に掛かる米国の関税が緩和されたため、国内ブランド時計の売上も復調しています。特にSeikoは500ドル以下の手頃なモデルが多く売られており、そのシェアは50%を超えています。しかし、2000ドル以上の高価格帯モデルも前年同期比で2倍以上のシェアを占めており、需要の高まりが伺えます。
今後の展望
イーベイ・ジャパンは、日本のセラーが多国展開を図るための支援を行っており、公式ツール「eBaymag」を活用した効率的な在庫管理を推進しています。また、eBay Liveを通じたライブコマースも広がりを見せており、今後は新たな商材やセラーが登場することで市場をさらに活性化することが期待されます。
eBayは1995年の創業以来、世界中のセラーとバイヤーをつなぐプラットフォームを提供してきた実績があります。2025年には800億ドルの取引高を達成しており、今後もその成長が続くことが見込まれます。日本のセラーが国際的に販路を広げるための取り組みは、今後も続くでしょう。
このように、イーベイ・ジャパンが提供する越境ECの環境は、日本のセラーに新たな販売機会をもたらしています。さらなる発展が期待される越境EC市場から目が離せません。