川西市の黒川ダリア園が開園を迎える
兵庫県川西市北部に位置する黒川地区にて、毎年恒例の「黒川ダリア園」が開園しました。開園日は9月25日で、11月9日までの期間中、約300種ものダリアが訪れる人々を迎える準備を整えています。
ダリア園の魅力
約0.4ヘクタールの広大な敷地には、900株のダリアが綺麗に植えられており、運営は地元の黒川地区の皆さんによって行われています。特に、朝晩の冷え込みがある秋には、花色がより鮮明になり、その美しさは一際増すことでしょう。涼しさを感じる季節になると、花が次第に増え続け、11月まで楽しむことができるため、訪れるタイミングによっても様々な表情を見ることができるのです。
今年の開園には新しい品種が追加されています。「ペアリング」や「春霞(はるがすみ)」、「ときめき」といった新顔たちもスタンバイしており、その多様な姿を楽しむことができるでしょう。園内には直径30センチの超巨大輪から、5センチ前後の極小輪のダリアまで揃っており、そのバリエーションに驚かされます。
歴史と育成へのこだわり
この黒川ダリア園は、元々は山形県にある著名な「ダリヤ園」から贈られた279株をベースに、地元で大切に育成されたものです。初めてオープンしたのは平成17年で、その当時は64種、約1,500株が植えられた状態でした。その後も地域の方々と共に手間をかけながら育て続けています。
代表の本射治(もといおさむ)さんは、今年の開園にあたり、「昨年より開園時期を1週間遅らせたことで、花がより良い状態で開花しています。ダリアは暑さに敏感なため、育成には様々な工夫が必要です。今年も多くの訪問者に喜んでもらえるよう、地域の皆と力を合わせて育ててきました」と語ります。
ダリアの特徴
ダリアはキク科の多年草で、メキシコ高地が原産です。全世界には3万種以上の品種があり、形や色は多様です。ポンポン咲きの小さな花から、巨大輪のダリアまで、形も色もさまざまです。白や黄色、紫、オレンジなど色とりどりの花々が景色を優雅に彩ります。
アクセス情報
黒川ダリア園へのアクセスは、車の場合、川西市の中心部から北へ約40分、新名神高速道路の川西ICから約20分と非常に便利です。無料駐車場もありますが、駐車できる台数には限りがありますので早めの到着をおすすめします。公共交通機関を利用する方は、能勢電鉄の妙見口駅から徒歩およそ43分です。
この秋、川西市の黒川ダリア園に訪れて、美しいダリアたちと心温まる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。秋の空の下、ダリアの花々が織りなす色彩と香りが、皆様をお待ちしています。