メディア向け勉強会が気候テックの新たな報道のスタイルを探る
2024年8月7日(水)、一般社団法人Media is Hopeが主催する勉強会が、東京でハイブリッド形式で開催されます。この勉強会では、「気候テック」という近年注目される分野に焦点を当て、メディア関係者が必要とする情報や報道のスタイルを探ります。
気候テックとは?
気候テック(Climate Tech)とは、気候変動に対抗するための技術やビジネスのソリューションを指します。特に欧米ではこの分野に対して旺盛な投資が行われ、多くのスタートアップが革新を追求しています。しかし、日本においては、「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」や「脱炭素」などの言葉が多用されているため、気候テックに関する報道は相対的に不足しています。
勉強会のプログラム
この日は、東京大学FoundXのディレクター、馬田隆明氏による「気候テックの潮流と意義」に関する講演から始まります。続いて、NewsPicksの岡ゆづは氏、朝日新聞の香取啓介氏、Business Insider Japanの三ツ村崇志氏の3人が各メディアのアプローチや報道事例について話します。
また、参加者とのディスカッションの時間も設けられており、将来的に気候テックに関する報道がどう進化していくべきかを共同で考える貴重な機会となっています。全体の進行はメディアコンサルタントの市川裕康氏が担当し、参加者同士の交流の時間も設けられています。
日本における気候変動報道の課題
国内の気候変動に関する報道では、国際的にも注目される「地球沸騰化」という警鐘が響く一方で、解決策となる技術やイノベーションについての報道が少ないのが現状です。勉強会を通じて、さまざまな視点を取り入れた報道が求められています。また、参加者は欧米のベンチャー投資やスタートアップの動向を理解し、日本国内での報道の需要を考える重要な機会を得ることができるのです。
開催概要
- - 日時: 2024年8月7日(水)14:00-15:30(終了後、対面交流可能)
- - 場所: ハイブリッド開催@City Lab TOKYO
- - 対象: メディア関係者(対面50名、オンライン参加者随時受付)
- - 参加費: 無料
- - 申込フォーム: こちらから
この勉強会を通じて、メディア関係者が新たな報道のスタイルを学び、気候変動問題に対する理解を深めることが期待されています。今後も気候テックが注目される中、日本のメディアがどのようにこのテーマを取り上げていくのか、その道筋を共に探っていきましょう。