デジタル手記遺産が始動
2024-03-06 14:00:01

ライフDX推進協会が発表したデジタル手記遺産事業の第一弾を公開

デジタル手記遺産事業が始動



一般社団法人ライフDX推進協会が、新しいプロジェクト「デジタル手記遺産事業」を発表しました。この事業では、個々の人生経験や知見をデジタル資産として保存し、次世代へと継承していくことを目指しています。

その第一弾として、特集「東日本大震災を繋ぐ」が開催されました。この特集では、震災当時の市町村長や復興支援に関わった大学教授の手記が公開されています。手記は、ライフDXオールインワンサービス「xLife」で3月6日から一般に提供されており、スマートフォンなどのデバイスで簡単にアクセス可能です。

VUCAな時代の教訓


近年、我々は「VUCAの時代」と呼ばれる不確実性の高い世の中に生きています。地震やパンデミック、国際的な緊張など、予測が困難な状況が日常化しています。そうした中で、過去の教訓を共有することが、未来の備えにどう役立つのかが問われています。ライフDX推進協会は過去の経験や想いを集め、未来に活かす「知のデータベース」を構築しています。

この度公開された手記は、震災の発生から復興に向けた活動、感謝のメッセージ、そして次世代への思いが綴られています。手記を通じて、読者は被災時の行動指針や地域社会の絆の重要性を学ぶことができます。

手記の内容


公開された手記には、宮城県角田市の前市長・大友喜助氏や、岩沼市の元市長・井口経明氏、丸森町の現町長・保科郷雄氏など、様々な立場の方々の声が収められています。特に、大友氏は「災害大国日本に住む多くの人々に、この手記が役立つことを願っています」と述べており、経験が未来にどう繋がるかに重きを置いています。

また、「xLife」に登録すれば、誰でも自分の手記を公開することが可能です。ライフDX推進協会では、これからもさまざまな視点の手記を募集し、幅広い分野での情報共有を促進する方針です。

自己表現の場としての「xLife」


「xLife」は、デジタル手記以外にも、個人の思い出や夢を記録・共有できるプラットフォームです。このサービスを通じて、自助や共助、さらに人や生物との共生を模索することができます。ライフDX推進協会は、これによって新たなコミュニケーションの形を提案し、デジタル社会の中での人間らしいつながりを目指しています。

未来への展望


今後もライフDX推進協会は、災害や事故、防災に関するコンテンツを継続的に提供し、地域社会や個人がそれぞれの経験を分かち合う場を拡充していく予定です。これによって、地域の安心・安全を保持し、人々が共に助け合う文化を育てていくことが期待されています。

このプロジェクトを通じ、災害の記憶が風化することを防ぎ、未来の備えに繋がることを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人ライフDX推進協会
住所
東京都千代田区麹町6丁目2‐6PMO麹町212号
電話番号
03-6261-3305

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