音声アシスタントAIとテキストマイニングの新たな連携
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「見える化エンジン」と、株式会社ENBASEが提供する音声アシスタントAI「スタンドLM」が業務提携契約を結び、両社のプロダクトを連携し始めました。これにより、対面サービスにおいて、AIが会話を解析し、それに基づくデータを横断的に分析する新しい仕組みが実現されます。
提携の意義と背景
近年、消費者ニーズの急激な多様化と市場変化が進み、企業にはより深い顧客理解が求められています。接客や医療福祉、営業などの対面サービス現場では、会話の内容が一種の「ブラックボックス」と化し、効果的に活用されていませんでした。そのため、顧客の声(VOC)の分析を行うには、高度な技術と多くの人手が必要であり、非効率な運用が課題として浮上していました。
ENBASEの「スタンドLM」は、対面サービスの会話をAIがリアルタイムで解析し、自動的にレポートを作成する機能を備えています。これにより、効率的かつ効果的なデータ収集が可能になり、企業は顧客のニーズをより正確に把握できます。
「見える化エンジン」の役割
一方、プラスアルファ・コンサルティングが提供する「見える化エンジン」は、企業に寄せられる様々な問合せ、アンケート、SNS上の顧客の声をテキストマイニング技術で分析し、顧客の感情や思いを可視化します。この二つのサービスが連携することで、顧客の声を多角的に把握し、それに基づいたマーケティング施策や業務改善が可能となります。
顧客満足度の向上に向けた取り組み
この連携により、対面現場を含む様々なチャネルから集まる顧客の声を分析し、得られたデータを基に応対スキルのトレーニングやカスタマーハラスメント(カスハラ)への対策を講じることができます。これにより、顧客満足度や社員の満足度を向上させる効果が期待されます。
特に、カスハラの傾向を把握し、未然に防ぐ取り組みを強化することで、現場での効率的な対応を実現します。共催セミナーでは、これらの取り組みについて詳しく紹介される予定です。
本提携を記念した共催セミナーの開催
両社は2025年11月20日に共催セミナーを開催予定です。オンラインで行われるこのセミナーでは、顧客の声を分析する新たな手法や、分析結果を基にした具体的な対応策について紹介します。参加者は、対面現場で得られる顧客の声がどのように活用できるのかを学ぶ良い機会となるでしょう。
セミナーの詳細や参加申し込みは、プラスアルファ・コンサルティングの公式サイトを通じて行うことができます。
まとめ
今回の業務提携により、顧客の声をより有効に活用し、企業と顧客との関係を一層深めることが期待されています。顧客理解を深めるための新しいソリューションが提供されることで、企業はマーケティング施策を最適化し、より良いサービスを提供していくことができるでしょう。